熱い強制収容所の夏


熱い!

熱い! 熱い!

熱い! 熱い! 熱い!

熱い! 熱い! 熱い! 熱い!

熱い! 熱い! 熱い! 熱い! 熱い!

熱い! 熱い! 熱い! 熱い! 熱い! 熱い!

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熱い!×10

熱いんじゃ−−−!


  毎日、このように狂って叫びそうになりながら、なんとか 労働をこなしている。
いまだに倒れていないのが不思議なくらいだ。
すでに夏ばて全開、今週は夏ばて第3波がきている。
(梅雨明けから毎週かかってる、すでに慢性化しているといっていいだろう)

  それにしてもこの収容所は熱い!
ホントに暑いじゃなくて、熱いという状態。

  室温は連日30℃を超えて、湿度100%近くまで上昇、風通し最悪、 体感温度は40℃超になる。
  この状況下での強制労働は、死と隣り合わせといっても過言ではないだろう。

  なぜこのような苛酷な環境になってしまうのだろうか?
それは次のような状態によるものである。


1. クーラーがない
  これがもっとも大きな問題、クーラーさえあればこんな状況には、 なり得るはずがないだろう。
  実際にはクーラーがないわけではない。
それどころかエアコンとして立派にクーラーは存在している。

でも、

  このエアコンはさっぱり効かない。
いや、効かないこともない、一応は冷たい(すこし冷たい)風が吹いていることには 吹いている。(設定は16℃、強風)

  だがこの効果が得られる範囲はエアコンから半径50cm以内ぐらい、1m以上はなれると エアコンをつけているとなんとなく涼しいと感じる程度になる。
  2m以上はなれたらエアコンがついているのか、ついていないのか、わからなくなる。
  で、私が労働をしているところといえば、位置的にはエアコンと正反対の所に存在している。
(まあ、ある程度以上はなれたら、もう関係ないんだけどね。ようするにエアコンの風なんて、 吹くはずもないだろうというところにある)

  さらに、労働上(実験上)いろいろあって、このエアコンをつけることができない。
だからあっても全く意味ない(つけてもほとんど意味ないけど)


2. 機械がやたら高熱を発している
  労働を行うにさいして、機械を動かさなければいけない。
ほとんどどんな機械でもそうだが、機械は動かすと熱を出す。
使っている機械も、その例に漏れることなく熱を出す。しかも 使っている機械はよりによって、通常の機械よりさらに高熱を出す。

  これは光を使う機械であるためで、かなり高エネルギーの光を出すために すごーく電圧をかけている、おかげでその機械は場所によっては、さわれないくらい 熱くなる。
  当然このまま温度が高くなり続けては機械が壊れてしまう。そこでファンをつけて 空冷している、そのため暖かい風を絶え間なく周りにふりまいている。
  さらに小型のポンプを使用していて、これも温度が上がるのでファンが周りに 温風をふりまく。

  これが朝9時から労働終了(午後7,8時)までひたすら動いている。


3. 再蒸留
  再蒸留とは、ほとんど蒸留と同じことで、一度蒸留した水をもう一度 蒸留するだけのことである。
  この行為の意味については、この際おいておいて、この行為によりどのような 結果が生まれるかだけを考察しよう。

  蒸留するということは、当然水を沸騰させなければならない。
沸騰させるためにはどうするかといえば、沸騰するまで水を加熱することになる。
  そうすると100℃以上の熱を加えつづけることになる。

  結果として、この暑いなか高温の電気ストーブをつけ続けている状態になり、 さらに水蒸気を発生させて湿度を上げることになる。
  ちなみにこの再蒸留は、だいたい午前11時から午後6時くらいまでひたすら 加熱を続けて、7リットルくらい蒸留する。


4. 沸騰冷却水
  読んで字のごとく、水を沸騰してから冷却するというもの。
これも、なんのためにやっているか全くわからないだろうけど、まあおいておいて。

  また、水を沸騰させるために600Wの電熱器をつかう。
あたりまえだけど、めちゃくちゃ熱い。
  しかも沸騰し始めてから20分間そのまま沸騰させるため、この間ひたすら 水蒸気を出しまくり、湿度が急上昇する。


5. 恒温槽
  これがもっとも問題だ。
  この恒温槽というのは、水の温度を一定にするためのもので、 8℃〜80℃ぐらいの範囲でかえることができる。

  私の場合はこれを20℃に設定している。
最近の部屋の水の温度は、朝9時の時点で26℃くらい。(すでに異常に高い)
  これを20℃に下げるのだから、水自体は冷たくなり一見すると 温度が下がるようにも見える。

しかーし!

  そんなことは全く、全然、さっぱりない。
  なぜなら、水の温度を下げるためにはクーラントを動かさなくてはいけない。

これはクーラーと同じで、熱を吸収させて温度を下げる。このために 吸収した熱を放出しなければならない。
  クーラーは室外機をつかって放出する、恒温槽も同じように室外機のような物で 温風をだしている。
  ただその室外機の位置が私の足元30cmぐらいのところにある。

これはかなり辛い。
  ただでさえ熱い部屋で、なんで足元に温風ヒーターをかけていなければならないんだ!
しかもこの温風の熱いこと熱いこと、それが直接私の足にあたりやがる。

  これまではジーパンで労働をおこなっていたのだが、いつも汗びっしょりになるため 、いまはハーフパンツでなんとかしのいでいる。


  このように、部屋にいるだけでもつらい。
そもそもこんな状況下で、精密さを要求される分析化学の実験をやらせるなよ!

  そんなわけで、私の命はもう長くはないかもしれません。
このホームページが突然なくなったら、
やっぱり死んだか、と思ってください。