15日目 「オヤジキラー」


3月15日月曜日

今日は朝8時半に現場にいく、
ミルクを作っている工場でなんか事務所がわかりにくいところだった、
とりあえず受付で担当者を呼び出してもらうと直截現場に来てくれといわれて守衛に案内される、

現場について早速挨拶をすると、
電気工事屋は11時に来るといっていたけどといわれてがっくり、

何でそんなに遅くから仕事始めるんだよ!
しかも11時って何?
それなら午後からでいいんじゃないのか?
でもうまくいかないと困るからこういうのは早めに始めて早く終わったならそれはそれでいいのでは?

早くもやばそうな感じ満載、
しかも課長がいて何で勝手にきてんの?
とすでにちょっと怒った感じ、

もともとトラブルが何回も起きているのであまりよい状態の現場ではない、出足は最低。


気を取り直してとりあえず機械の状態を見に行く、
すると純水器の機械だけ転がってた。

なにこれ?
機械で使う純水はどうなっているのかな?

とりあえず見なかったことにしようと思ったけど課長は見逃さず、
はじめに組み立てたときになかったみたいなんだけどいまだに何もいってこないんだよねー、
すでに1ヶ月近くになるんだけどなーとチクリと一言はいった。

涙目になりながら機械の測定値を見るとなんかデータがさっぱり出てない、
やっぱり純水がないのかなー?
と思って空けたら一応入っていた。(工場の人で手動で補充しているとの事)


データがどうとかそういう問題じゃないなー、
でも昨日のデータはちゃんと出ている、
機械壊れてないよなー、
恐る恐る、

昨日何かしましたか?
と聞いたら沈殿槽の沈殿物をとる堰を空けて放流したとの事、
それで大量に沈殿物が流れてきたために値がおかしくなったみたい、
次のデータからはちゃんとでていた。

とりあえず相関式をみるとすでにはいっていたので出力値をCOD出力に変更、
今度は演算器のほうをみてこっちにも値が入っていたのでa=0,b=1に変更、
演算器の設定もレンジ変えてデータ見たらちゃんと値が出ていた。

演算器周りを見て配線などを少しでも理解してみる、
ものは非常に簡単だったのですぐ取り扱いを覚えた。

流量はまだ入れれないので時間ありただ見ているだけではいたたまれないので、
流量とCODの入力に4−20mAを適当に入れて表示チェックもしてやった、
いい加減間がもたないとおもったら11時ちょうどに電気屋とS社の営業が一緒にきた。

電気屋はなんか電気屋の営業の人(60歳くらい)と工事をする人の2人きていた、
電営(電気屋の営業)があいさつするなり、
今日は配線つなげばいいのかな?
といわれたのでテレメータをお願いしますというと、
なにそれ?
どこやるの?
演算器の方はそっちで大丈夫なんだよね?



話し全然通じていません!



しかもなんか別の配線もあるし、
演算器の方は電気屋、S社の営業ともに全然わかってないし、泣きそうです。


なんとか線をはずして既設のものからやり変えたり、
新しくつけたりして取付完了したら3時になってました。
幸い電気屋の工事の人は電気のプロだったので助かった、
私も先に来ていろいろ見ていたのでやることはわかっていた、

でもS社の営業と電営がさっぱりわからないようで、
課長がこうしたらいいというのに理解しないので別のことを言ったりする、
私は言っていることがわかるのでそれが一番楽でいいとわかるのでそれでやる、
S社の営業と電営がさっぱりわかっていなかったおかげで怒りの矛先などはそっちに向かい、
いつの間にやら私は課長の味方に、
世渡り上手になったなー、
私はもともとオヤジキラーなところがあるので意外と簡単にハートをゲットする、

今日は演算器の設定とテレメーターという電話回線を使ってデータを県などに転送する線をつなぐのを立ち会う予定でここに来た、

電気屋はさっぱりテレメーターの話は聞いていなかったみたいだが、
テレメーターの線は既設のものをそのままつかえたので位置をずらしたりしてそれを新しい演算器に入れた、

立会いのはずが全然普通に私も作業してます、
電気屋でもないのに配線図などみて頑張った、
S社の課長にやられたな。


やっと電源入れて復旧してデータを取り出したら演算器側の方で警報なりっぱなし、
なんか工場のほうのリレーで演算器ではなくそっちのUV計故障とUV値エラー、
警報を解除することができないのでなんとかしてといわれる、

うーんでもうちの機械もさっぱり警報出てないです、
どこか線を間違えてるのかなー、
でも電気屋と私の2人でチェックしながらやっていたので間違えているとは思えない、
まいったなー、
と思っていると、

そういえば2月末のこの仕事をはじめたときにノーマルクローズとノーマルオープンがこの機械は普通と逆なので注意してねといわれたことがあった、
そのときはなんか基盤の結線の話だったので私がやることはないだろうと思っていたが、
それはどこだったかなーと配線図をみる、
見つけて機械をみてみるとノーマルクローズになっていたのでそれをノーマルオープンにしてやると直った。
普通はノーマルクローズにするのが一般的、
ノーマルクローズとは通常時は閉鎖系になっていて以上時にオープンする、

ノーマルオープンはその逆になるのだが通常が開放系になっていると、
配線が切断されたりしてもオープンはオープンなのでいざというときに常時開放になるのでクローズすることがなく、警報が出ないことになる。

よって普通はノーマルクローズになっているので電気屋もそっちにつないだ、
うーんS社は何を考えているのか?
設計がいまいちなのかなー。

これで故障警報のほうは直ったがUV値警報の方は直らない、


まえは吸光度のAbsでだしていたけどいまはCODだからいけないのかと思い、
これだと機械からからAbsでだして演算器の方で変えなければいけないので演算器に式を入れる、

a=-13.1、b=90.6

でも・・・


bは9.99までしか入りません!
(S社の機械は99.99までOK)


そもそもb=90は大きすぎるのでは?
どちらにしてもはいらない、
警報の線をカットするしかないかな?


でも演算器から値を出しているわけではなく、
その前で信号を受けて警報を出している形になっている、

この信号というのはレンジが100mg/Lだとしたら0を4mAとして100を20mAとするのでこの間の値を受けているのは同じはず、
とするとレンジの問題?
レンジを50から100に変更したら警報とまった、
なんかちょうどレンジがあったらしくもともとの警報の値と同じになった。

この仕事を始めて初めてこの信号が4-20mAでやり取りされていることを知った、
でもわかれば簡単な話なので応用もいくらでもできる、
なんちゃってとはいえ伊達に大学院出てないですわ(電気さっぱり関係ないけど)


これであとはテレメータがちゃんとした値を出すのを待つだけ、
とおもったらなんまたうちの機械の方でもめていたらサンプル水の排水があふれて海になっていた、
なんか排水ポンプがちゃんと動かないとの事、
分解しても問題ないけどちょっとパワーがない感じ、

私ポンプ屋だけどなんかプラスチックのすごい小さいポンプだし、
おもちゃこれ?
という感じのもの、
ハネがプラスチックのポンプはじめてみた。

どうも50-60Hzを20Hzとかに変更して回転速度を制御しているみたい、
電源落としただけでそれがだめになった理由わからない、

まあ別にこれはこのミルク工場が勝手に排水をトラップしてそこからポンプで飛ばしてるんだから、
このポンプメーカーにでも電話したらんかい!

と思っていたらS社の手配だった、
S社の設計なにやってるんだよ!

水槽300mmの立方体ぐらいしかないし、
ポンプで出したら小さくても30秒も持たないよ、
それを無理やり遅くして常時動かすようにしているみたいだけど、
そんなの水中ポンプにして水槽もっと大きくすれば必要なときだけ動くようになるのに!
S社の考えることはよくわからん、
やっぱり設計がダメなのかなー。

なんだかんだでダメだったので垂れ流しでデータだけとることになった。

本来ならここの課長が大怒りなんだけど、
すでに私は課長の味方で矛先は別へ向かっている、

私は課長の味方です!

という感じにしていたら逆にすっごくフレンドリー、
得意のハッタリトークでいろいろかましてたら、
演算器のエキスパートに思われたようでいろいろ聞かれてそれに答えていたらさらにフレンドリー、
課長のハートは完璧にいただきです!


テレメータは1時間に一回データを取って県には3時間に1回なので今日はもう1時間のデータを見るだけ、
本当はテレメーターは県のもので強制的につけていくもので捏造とかできないように、
鍵がかかっていて操作できないけど鍵が開いていたので、
じゃあちょっとかしてみてと勝手にいじってやる、
むこうはいやいやいや、といっていたが、
こんなの壊れないっすよ大丈夫大丈夫、
かってにがんがんいじってやる演算器も触っていたらわかったのでこれも簡単なもの、
データが出てきてちゃんととってあった、

ついでに前のデータのだしかたとかもわかった、
さらに電圧発生器でここに入力すれば値がでるというところも見ただけでわかったので、
なんなら止まっていた間のデータすべてお好みで入れておきましょうか?
といってみたがさすがにそれはいいよといわれた、
そろそろ電気屋にもなれるかもしれないなー。


とりあえずデータは出たし、テレメーターも値は受けているので間違いなく3時間後には県に出力されるはず、
これであとはもうS社の営業にお任せと思っていたら、
なんかあっても私に連絡すれば大丈夫でしょう、
と課長がいいだして携帯番号教えてといわれた。

課長のハートはちょっとゲットしすぎだったようです。

演算器今日はじめてみたからあんまりわかんないです、
まあソフトは簡単だったからついて30分ぐらいでバリバリ設定していたけど・・・。

教えないわけにもいかないので泣く泣く教える、
できるだけ電話はかけてこないようにね、
といいたかった。


しかもここのUV値からCODに変換するの相関値、
あきらかにデータが固まっていてほとんど2つの点に固まっている、
2点しかとっていないしかもゼロ点もとっていなく、1点が17.0mg/Lぐらいで、もう1点が18mg/L、
これで相関式といえるのか?

y=-13.1+90.6x

xはAbsが0.33ぐらいで、yは16.6mg/L

じゃあxが0.10になったら?

y=-13.1+90.6×0.1=−4.04mg/L

これでいいのか?
これでOKだしたの誰だよ

でも役所がこれでOKだしてるんなら問題ないんですかねとミルクの課長に聞いたら、
いやまだこれから見に来るところだからそれ次第だね、
とのこと。

うーん、たぶんこれダメですね、
取り直しの可能性かなり大ですといっておいた、

そのあと課長とS社の営業でもめてた、
既設のUV計はもうないから相関式だめだったらどうなるの?
すぐ取り直せるの?
とかいってた。

まあ事前に協議しておいたほうが突然すぐやれといわれるよりはましでしょう、
あんまりかかわらないようにしておきました。
(僕が取り直さなくちゃダメって言わないでね課長)


S社の課長には午前仕事といわれていたのに仕事終わったら18時半、
泣き泣き現場だし、かえって明日現場の標準液作らなくちゃいけないし、

今日はひたすらハッタリトークばかりしていてトラブルばっかりで休む暇さっぱりなかったし、
すごく疲れました。

次のここの現場にくるときは機械の説明会+純水生成器の組立かな、
たぶんCODの相関の取り直しも入るだろうなー、
部品ちゃんと来るのかなー、まあ私はいかないはずだからいいけど・・・

標準液作って家に帰ったら21時近かった、
今日はひたすら話で間を持たしたりわからないことをわかったフリとかしていたのでのどがかれた、
明日こそは楽だといいのだが現場が家から80kmぐらい離れてるんだよねー、
通う距離なのかなー?
いって帰ってきたら移動だけで5時間とかかかるんだけどなー、
高速代も高いし、残業代でいくらかかるんだろう?
S社はアホなのでそんなこと考えていないみたいだしなー、
明日は6時半には家を出てないと間に合わないかな、大変そうだ。