19.5日目 「モーニングコール」


3月21日日曜日

昨日は午前4時ぐらいまで起きていて今日は午後まではねる予定、
だったにもかかわらず午前9時過ぎに携帯電話が鳴る、

でてみるとミルクだった。


ミルクの担当者はUV計が動かなくてCODが測定できないといってきた。

でも私UV計のほうは一回もつけたことないです、
まあ校正の仕方だけは教えてもらったけど実際に操作したのはこの前にこの現場にいって演算機を操作するためにちょっと操作しただけ。

そんな私にUV計のこときかれてもこまる、
しかも日曜日の朝一番で・・・。

しかしつい先日も別の現場にいたときに連絡があってUV計の指示値が出ないという話があった、
こんなときに考えられるのはサンプルが流れていないということ、
こんかいもそれじゃないのか?
と思いとりあえずサンプル流れているか見てくださいという。

流れているといわれる。

流れてるの?
ホントに?

ここはまだ取扱い説明をしていないのでこの機械については何もわかっていない、
だとすると測定自体をしていないのでは?

とおもい測定しているのかをチェックしてもらう、
全然普通に測定していた。

「うーん、そうなるともうわからないですね
あとはまた月曜日にでもS社に連絡してください
運がよければ誰かが行くんじゃないですかね?
たぶん無理なんで1週間待ちぐらいになると思いますけど・・・」

とでもいってやりたかったがそうもいかない、

でも動いているしサンプル流れているのに測定してないといわれても・・・、
自分がそこにいて機械を見ていればいろいろ情報がわかるのでいくらでも手のうちようがあるのだが、
電話でしかもそうはいってもそんなに詳しくない人にいわれてもわからない、
それでも何とかするしかない!

とりあえず手に入る情報をできるだけ得る、
データが出ないとはどういう風に出ないのか聞くと、
吸光度が0.700AbsぐらいでCOD値が0.000をさしているとのこと、

私も分析屋の端くれ(だったのか?)、
一応演算機を操作したときにここの吸光度の通常値を覚えていた、
そのときは0.300ぐらいでCODが15.00ぐらい、

吸光度が高いし、COD値はさっぱりでていない、
明らかにおかしい、

測定をしていないような気がするのだがチェックさせているのでそうではない、
追加の情報を聞き出す、

何かおかしいことをしなかった?
という問いに、
昨日沈殿槽を掃除したのでサンプルの流れを1日ぐらい止めていた、
といってきた。

うーんそれは非常にまずいなー、
というのもこのUV計はセルの曇り止めのために温度を60度ぐらいまで上げている、
これがサンプルとかが流れていない、または空のセルの状態で長時間置いておくとセルが損傷する可能性があるとマニュアルに書いてある、
これがどの程度でおこるかとは書いていないがまずいことには違いない、

セルが壊れていたらお手上げだな、
それをチェックするにはセルを取り出して見なければいけないのだが、
それはさすがにやったことがない人に電話で説明するのは難しい、
ついでに私自体がやったことがなく見たことがあるぐらいなのでよりいっそう難しい、

なんとかそれをしないでよい方法はないかと考える、
話をしながら車までいってマニュアルを取ってきてそれを見ながら話す、
みていてそういえば校正用にゼロ水という水道水を流す方法があったなーと思い出した、

相手はサンプルが流れているといっているが本当に流れているのかまだ信じがたかった、
最悪はUV計が壊れているかもしれないのでゼロ校正をやってみることにする、

ゼロ水を流させてついでにセルの洗浄をさせる、
このセルの洗浄はサンプルの流れが止まったままでセルにサンプルが入っていると熱で蒸発してなかで塩(エンとよむ、シオではない)が固形化することがある(はず)、
それがおきると吸光度が上がるのでこのようになる可能性がある(とおもう)、

少なくともゼロ水を流して吸光度がゼロにならなければもうお手上げといってよい、
そうなったら今からでも走っていって直してやらなければいけないかな、
現場は日曜日のこの時間なら30分ぐらいでつく場所だがいきたくないなー。

いって直せる可能性はかなり低いしー、
怒られサムライになる可能性は非常に高いしー、
でも一応サービスマンだからいかないわけにもいかないだろう。

なんだかんだで私は一応責任感というものをもちあわせている、
本当なら私が組立て調整した現場でもないししらないといいたいが、
そうはいっても仕事なんだからこういうときには出ないわけにはいかない、
私のS社の評価にも大きく影響するのでやはりでるべきだろう、

しかしよりによって夜更かしした次の日の日曜日の朝一番で・・・

ゼロ水で吸光度0でてくれー!
と願いながら洗浄が終了するまで1分ぐらい待つ、

永遠とも思える1分後、
データどうなりましたか?
ときくと、

下がってきました!
今ほとんど0ですねといわれた、

とりあえず機械は壊れていないようだ、一安心。

おそらくセルが汚れていたとおもわれる、
これで0がでたんだからあとはサンプルを流してみてデータがどう出るか、

ゼロ水をとめて再度測定をさせる、
本来ならすぐにでもデータが出てきて吸光度が出るはずなのだが、
よくわからんがこの機械はタイムラグがかなりある、
それはこのまえやったときにそうなっていたのでわかっている、
3分ぐらいはかかるのでそれを待つ、

でも待ちきれずにデータどうなりましたか?
ときく、

でもさっぱり変わりませんという答えが返ってくる、

そろそろ3分のはずと思い、
また聞くがデータは変わらないとの返答、

やばい、やっぱりダメか?

と思い出したころにやっとデータが出てきた、
値も前ぐらいのところでちゃんとでているとのこと、
何とか直ったようだ、

サンプルが止まるときはゼロ水を流すようにと、
セルに水が流れていないと壊れる可能性があることを伝えて、
とりあえずこれで様子を見てください、
おかしくなったら連絡ください
(本当は2度と電話してこないでねといいたかったが・・・)
といって電話を切った。

なんだかんだで30分近く話していただろうか、
電話は向こうからかかってきたからいいんだけど、
私は非常に寝起きがいいからいいが日曜日の朝一番に電話かかってきて専門的な仕事の話されると大変よ、

おかげで目が完全に覚めて寝るどころではなくなるし、
せっかくの日曜日が・・・、



ミルクめーーー!