灼熱の香港・台湾編序論


3月某日

 春休みなので、佐野とどこか海外旅行にいこうという話になる。

もともとどこかに行きたいね、というような話はしていたのだが具体的にはなにも決まっていなかった。

これは私と佐野は大学が違い、あうことはできず電話代も馬鹿にならないので話があまり進展していなかったからだ。

 さらに私はアウシュビッツ強制収容所から出頭命令(詳しくはそのうち化学実験日記 に書くが、なんか研究の引き継ぎというものが3月の上旬にあった)が出ていたため、 地元にもほとんどいなかった。


 何とか佐野と連絡をとって、佐野にいろいろな手続きを頼んでおく。旅行先は ヨーロッパとかアメリカとか出ていたのだが、この時期は飛行機代が高いので却下する。

 いろいろ調べて安くて2人がいきたい所という事で結局香港になった。


出発日はいつ身柄が開放されるかわからないので、限界まで遅くしてもらう。
(19日以降だと春休みに完全に入り飛行機代が急騰する)
結局航空券をとったのは出発日10日くらい前だった。


 さて香港には高級ホテルか激安ホテルしかない。

高級ホテルは1泊1500HK$(=26000円くらい)以上もする。
中級ホテルもあることにはあるらしいが800〜1200HK$(=14000〜20000円くらい)とめちゃくちゃ高い、
しかも立地条件が悪い。(これはガイドブックで調べたので本当の値段は詳しくは知らない)

 極貧な私達がこんなところに泊まれるわけもない。
さいわい香港には激安ホテルが山ほどあるということだったので、今回は宿も予約しない(できるわけない)ことにした。

 台湾はこの旅行では中華航空という台湾の航空会社を使う事になっていたので、台湾経由で香港に行くことになる。
このときに2000円くらい払うと滞在できるという事なので台湾にもいくことにした。 


 台湾はホテルは高級、中級などもいっぱいあということだったので予約しなくても 自分達で見つけれるだろうという事で、こっちもホテルの予約をやめる。


 ときは3月下旬、日本はまだかなり寒い。香港・台湾も南のほうにはあるが、まだかなり寒いだろうと私は思っていた。

服は現地で買うという手もあるのだが、無駄遣いしたくないということで上着を持っていく、
しかし、これは間違いだった。

 3月下旬なのに、香港は信じられないくらい暑い、湿度もすごく高くいっそう暑く感じさせる、
まさに灼熱。

しかも天気がいい、いっぱい歩くという条件の元で上着を着ることは死に等しい。
結局持っていったがただ荷物を増やしただけだった。
 また今回はカメラを持っていかなかった(忘れた)ので私が撮った写真はないです。 期待してた人(いないだろうけど)ごめんなさい。m(__)m


 3回目の海外旅行、2回目の個人旅行という事もあり、ある程度余裕を持ってできた旅行ではあるが、
そこは個人海外旅行、トラブルが起きないわけがない。

 こんな状態で始まった灼熱の香港・台湾編です。たぶんこの旅行記も長くなると 思うので気長に見てやってください。