11.命をかける理由
松代温泉はかなり閑散としたところでした、
こんなところに温泉あるのか?
という感じ、
さらに私たちが目指す加賀井温泉一陽館はさらに閑散としたところ。
もともとは旅館だったのだがいまは入浴専門になっているところ、
千と千尋の神隠しに出てきそうな古めかしい建物、
数十年時が止まっている空間。
さてわざわざ命の危険を冒してまでこんな場末のひなびた温泉に入りにくるわけがない、
やはりリスクをおうにはそれに見合った対価があるから、
その対価とは・・・
混浴!
さっきのわけのわからん半混浴などとは違います、
ちゃんと混浴となっています。
しかし混浴といっても人がいなければ意味ありません、
また人(私の中では男はすでに人にはいりません)がいたとしてもおばあちゃんのみ、
というのではさっぱり意味ない、というか罰ゲームに近い。
でもここは大丈夫、
駐車場に車を止めて歩いていくときに若い男女のカップルが2組ぐらいでて歩いてきた。
時間もないことだしいそいで温泉へと向かう、
旅館の建物の1階が受付のようになっていておじいさんが1人いて料金を徴収していた、
300円払う。
お金を払うとおじさんがなんか温泉の説明をしてくれるといって温泉へと連れて行ってくれた。
ここの温泉は男女別の風呂と外に混浴の露天風呂があると教えられた。
すでにこの時点でかなりがっくり、
もうどうでもいいかな、
といった感じになっていた。
誰だ余計なものを作ったやつは!
男女別の風呂なんて作ったら混浴なんて意味ないだろう!
それじゃあ女性は露天風呂にはいれない(はいらない!)じゃないか!
男女差別は厳禁のこのご時世になんてことをしているんだ!
すぐにでも是正させなければ!
まあでもどちらにしても今すぐには無理、
がっかりです。
それでもおじさんの説明はつづきます、
おじさんは源泉の出ている所へと案内してくれて、
カルシウム、ナトリウムなどを多く含んでいると説明してくれた。
さらにおじさんは匂いをかいでみろといってきた、
どれどれとかいでみようとするとおじさんが手で源泉から空気をあおった、
その瞬間すごい刺激臭が鼻を襲う、
かなりのもので鼻が一気にやられる。
おじさんの話ではこの温泉は炭酸を大量に含んでいるためこのようになるらしい。
ってそんなのは化学科でてんだからわかってるんだよ!
先にいっとけよオヤジ!
なんてことしやがるんだ!
混浴じゃないし、鼻はやられるしいいとこなし、
もうあとはさっさと風呂に入ってまったりするしかない。
とおもっていたらこの源泉のところからすぐに露天風呂があった、
そこからなにやら女性の声が聞こえてくる、
声では若そうに聞こえる、
ちょっとのぞいてみる、
とりあえず女性が2,3人いる、
あんまり長々と見ていてみそれはそれでおかしい、
覗きをしているみたい、
若そうには見えたが・・・。
オヤジの説明はまだ続いていたが、
はやく終われ、はやく終われ、と心のなかで呪文のように唱えていた。
なんとオヤジの説明も終わり、
いそいで温泉にはいることにする。