« 2006年04月 | メイン | 2006年06月 »

2006年05月17日

「モーリシャスでビーチリゾートデビュー!」

アフリカ日記 その4

「モーリシャスでビーチリゾートデビュー!」


『地球防衛軍出動!』

5月9日(火)

マダガスカルを旅行中で南西部に来ていてこの先のルートとして、
さらに南のテュリアルというところへ飛行機で飛ぶために朝からマダガスカル航空のオフィスに行く。

バスで10分ぐらいのところでついてさっそく飛行機のチケットを買おうとしたら、
明日の水曜日の便はすでに満席だった。

マダガスカルはケニアのナイロビから飛んできていて月、水の週2便しかない、
3週間の予定できていて時間を有効に使うために飛行機を使うつもりで買いに来た。

その次の木曜日の便は席が空いているけどそれだと飛行機を使う意味があんまりなくなってしまう。

そもそも飛行機を使うことになったのはマダガスカルの陸路の交通の便が悪いから、
特に今いるムロンダバまでは道が一本しかなく約16時間かけて夜行できている。

これが南米とかヨーロッパのようなツーリストバスなら快適で全然問題ないのだけど、
マダガスカルにはそんなものはなくマツダのバンを改造したものが唯一の交通手段で、
1列3人で4列と助手席の部分に2人で運転手も入れると15人乗りという結構無茶をしたバンに乗ることになる。

そこまで酷くはないけどやはり快適とは程遠いので疲れる、
それに加えてこの路線の道路は一部がとんでもない悪路で時速15kmぐらいでしか進めなく、車の底をすりながら進むような道。

まあ寝れないこともないんだけどやっぱりかなり疲れる。

ここから帰るのには当然同じ道を通るしかないのでまた1泊2日の旅になる、
さらにそこから次の目的地の南西の村ラノヒラまではまた1泊2日かかるのでトータルで3日ぐらいかかってしまう。

これが飛行機を使うとテュリアルまで1時間でついてその日も使えてさらに2日ある、
それから移動してラノヒラにやっと陸路と同じぐらいでつく。

テュリアルは海岸の町でここは旅行者の間では

伊勢海老が1匹1ドル以下で食べられる!

ということで有名なところ。

本物の伊勢海老らしく相当大きいみたい。

マダガスカル人はあんまり食べないみたいでいっぱい余っているようだ。

誰も食べないで伊勢海老が大繁殖したらマダガスカルの生態系が狂ってしまう!

マダガスカルといえば第七の大陸といわれていて大昔に現在の他の大陸から離れたので独自の生態系を持つところ。

マダガスカルの生態系が狂うということは世界規模の損失になってしまう!

ここは地球のために日本人の我々が犠牲になるしかない!

今回のマダガスカルの滞在でテュリアルに行くためには飛行機を使うしかない、
地球を守るために100ドルもかかる飛行機を使い、
コレステロールの高い伊勢海老をたべて太って成人病になりかねないのも気にせずに、
ボランティアの伊勢海老を自分でお金を出して買って食べてあげる。

地球防衛軍として伊勢海老のマダガスカル侵略を阻止する!

ということでテュリアル行きの飛行機のチケットを買いに来た。


まあ伊勢海老だけじゃなくてこの近くにダイビングで有名なところがあり、
マダガスカルでダイビングというとなんか響きがよい。

位置的にもモザンビーク海峡に面していて、
対岸のモザンビークではダイビングをするとすごくいっぱいいろいろなものが見れるらしい。

それならマダガスカルでも結構すごいだろう、
陸路の移動で3日も使うぐらいなら伊勢海老食べたりダイビングしたりしている方が全然良い。

普通の旅行者だと100ドルというとかなり高いというイメージだけど、
私はコストパフォーマンス重視で100ドルで3日買えるなら全然安い。

日本なら日雇いの仕事でも1.5日もあれば稼げるし、
就職して働いたら1日分の給料ぐらい、

これだけを考えても安いし、
ここまできてたぶんもう二度と来ないのでそれなら最大限見ておいたほうがいい。


『はじめてあった同じ旅のスタイルの人達』

私の旅行のスタイルはこんな感じなので観光とか効率が良い移動なら全然お金にはこだわらないけど、
普通の旅行者とは残念ながらさっぱり話が合わない。

長く旅しているからかもともとお金がないからかわからないけど、
基本的にお金をどれだけ安く済ませるかという考えの人がバックパッカーは非常に多い、
観光地も高いから行かないとかいう人までいる。

観光にきていて来るまでに時間もいっぱい使っているのに何でそんな考え方になるのだろうか?

このような人たちとはなかなか合わないので、
短い期間一緒に旅行するとかただ宿で話しをするだけなら問題ないけど、長期間となると無理。

だって南米とかで2kmを100円でタクシーでいけるのに、

バックパック持って歩く!

とかいいだすからねー、
たしかにその国だと100円あったらローカルの昼食ぐらい食べれるけどさー、

20kg近くのバックパックを背負って30分も歩く労力っていくらなのよ?

歩く必要性があるとは到底思えない、
1kmで100円でも全然乗るよ私は。

2人とかでシェアなら500mで100円でものってもいいかなーというぐらい。
(さすがに500mぐらいは歩くけどね)

この感覚が合うバックパッカーはこれまでまったくあったことがなかった。


でも今はエジプトのカイロからアフリカ縦断を夫婦の人とずっと一緒に旅している。

この2人は私と考え方、旅のスタイルがほとんどまったく同じで、
観光に必要なら高くても全然お金にはこだわらない、
効率がいいなら高い移動も問題なし、
ホテルは安さ一番ではなく快適とコストパフォーマンスを最重視。

あらゆる面で話が合うので旅をしていてもまったくストレスがなくて快適そのもの、
お互い非常に旅慣れてスタイルがおんなじで結構高速移動のバックパッカーなので旅行日程も同じ。

いつのまにか2ヶ月も一緒に旅しているけどアフリカなのに非常に楽で楽しい旅になっている。


こんなに旅のスタイルが同じ人は初めてあった、
いつも異端みたいな感じなのでちょっと肩身狭くてあんまり人に自分の旅のスタイルなんて話せないんだよねー。
と私が言うと、

2人も
この旅のスタイルの人と合ったのは1年半旅をしていて初めてといっていた。

旅行的には一番楽でよいスタイルだと思うのに(変わりにお金がちょっとかかるけど)意外と少ない(ほとんどいない?)です。


『モーリシャスとは?』

話がおおきくそれましたが、
こんな旅にお金を使うのにはまったくこだわらない3人なので、
テュリアル行きの100ドルの飛行機も買って飛んでしまおうと思っていたんだけど、
予定していた日の飛行機がなかった。

次の日に飛んでも2日の短縮にはなるけどあんまりゆっくりできないし、
ダイビングをするとなると大忙し。

これはこまったなー、どうしようかなーと
私とナオコさん(奥さん、2人の旅のルートはすべてこの人が決めている)でどうしようかと、オフィスに張ってあった地図の前で地図を見ながら話をしていた。


その間にコーイチさんはなんかカウンターで店員と話をしていた。

そしてしばらくしたらこっちを向いて

「モーリシャスに425ドルでいけるって!」

といってきた。

モーリシャス?
なんだそれは?
マダガスカルにそんなところあったっけ?
北部の地名かなー。

というか425ドルってなによ!
いくらなんでも高すぎでしょう!

そもそもコーイチさんは旅のルートとかは基本的にまったく考えない人でナオコさんについてくるという感じ、
なので地図とかもあんまりよくわかっていなかったりする。
(その代わりに交渉のスペシャリストでものすごい交渉力を持っている)

そのコーイチさんがなんで新しい地名を?

などと考えている間に、
ナオコさんが

「モーリシャスにそんなに安くいけるの!」

といいだした。
えっ?
モーリシャスを知ってるの?
そんな有名なところなの?
でも安くはないのでは・・・

とにかくなにがなんだかさっぱりわからないのでナオコさんに、

「モーリシャスってどこですか?」
と地図を見ながらたずねると

「ここにはのってないよ、位置としてはこっちの方」
といってマダガスカルの東の方を指差した。

「えーと、そこはマダガスカルとはどのような関係で?」

「全然関係ないよ」

「だとすると何があるところなんですか?」

「リゾート地だよ、世界的にも有名だよ、知らないの?」

リゾート地?
世界的に有名なのかー、
リゾート地は残念ながら孤独な1人バックパッカーにはまったく縁のないところだからなー、
知らなかった、モーリシャスって有名なのか・・・


ってそうじゃないよ!
そもそもそのモーリシャスは何で今出てくる話なの?

「コーイチさん、モーリシャスに425ドルってなんですかねー」

「ああ往復だよ、安いよねー」

往復?
行って帰ってくるの?
いやいやそういうことを聞いてるんじゃないし、

そして安い?
全然さっぱり話が読めん!

しかもナオコさんもなんか目を輝かせて安いねーとか言ってるし、
どうなってるの?

「アフリカ縦断旅行にモーリシャスなんて聞いたことないんですけど?」

このように聞くとやっと話が通じて詳細がわかる。

もともと2人はリゾート地が大好きでこの世界一周の間でもモルディブ(超有名なリゾート地、でも高い)とかにもいったりしている。

そして日本を出る前にいきたいリゾート地を考えていてその中に、
セイシェルとモーリシャスというところがあったらしい。

ただ場所がアフリカ大陸から東へ1000kmぐらいで他のところからは結構離れていてこの旅行中ではちょっと行きにくいところだったらしい。

それですっかり忘れていたらしいんだけど、
今このオフィスに来てそういえばマダガスカルからならモーリシャスって600kmぐらいしかないのでは?
ということで聞いてみたらしい。

それでまあ思っていたよりは安かったらしく突然ふって湧いたようにモーリシャスにいけるかも、
といことでなんか興奮気味で二人とも話していたみたい。


話によるとモーリシャスとは世界で有名なリゾート地の中でも日本人にとってはなかなか行きにくいらしい。
まあアフリカ大陸からちょっといったところにあるんだからあまりにも遠すぎるし、
直行便もなくて短い日本の休暇ではちょっといけたものではなくて、
唯一ハネムーンとかでは着たりする人がいるらしい。

ランクとしては、
タヒチ、モルディブとかの私でも知っているような超有名なリゾート地とまでは行かないけど、
それでもリゾート好きの人にはすごく有名で憧れの地の1つらしい。

日本からだと20時間ぐらいかかり、
飛行機代も20万円ぐらいはするのではとのこと。


『5分でモーリシャス行き決定』

そんな話をされて最後にコーイチさんが

「マダガスカルもきたことだし、じゃあモーリシャスもいっちゃう?」

といってきたので、

「じゃあ行こうか」
というと

「えっ!行っていいの!」
と驚いて聞き返してきた。

「うん、別にいいんじゃないの?」
というとナオコさんが

「425ドルだよ?
それにモーリシャスどんなところか知らないんでしょ?」
といってきたので

「いろんな所のビーチリゾートに行っている2人が有名というんだからすごいビーチリゾートなんでしょ?
425ドルなら安いんじゃないの?」

「まあそうなんだけど行ったことはないし・・・」


なんかもともと行きたがっていた2人だけど、
私の反応があまりにも予想外だったみたいで驚いて本当にいいの?
という感じで何回も聞かれた。


モーリシャスについてはなんかきいたことがないこともない、
もちろん島についてはまったく何も知らないけど(そもそも島だということすら知らなかった)、
世界中のビーチリゾートにいっている2人が行きたいと思うようなところなのだから、
まあすごいところだろう。

425ドルは高いといえば高いかもしれない。

でもここで私一人だった場合を考えると、

まずモーリシャス自体を知らなくて行けない

そもそも知っていたとしてもビーチリゾートに男1人で行くわけもない

そしてもし私がリゾート地にいくことがあったとしても、こんなアフリカ大陸に近い日本から遥か彼方のリゾート地になんてくるはずもない

こう考えるともし今行かなかったらまず一生行くことはないだろうというところ、
そんなところがいきなりふって湧いてきたかにように行けるチャンスが出てきた。


私の旅のスタイルからするとこれは今行っておかなければ行けない、いや行くべき。

1週間のモーリシャス旅行で飛行機代だけで1000ドルぐらいかかるというならちょっと考えるけど、
425ドルならなんらためらうことはない。

思い出は Priceless!

ということで話を聞いてすぐに2人が行くならいってOK!
という判断に私はなっていた。


さすがにその場で決めて買っていって、
実はホテルが安いところがなくて1人一泊100ドルかかりました
なんてことになっても困るので急いで戻っていってインターネットで情報収集する。

いろいろコーイチさんとナオコさんが調べてくれたけどすぐには安いホテルがあるかどうかはわからなく、
物価もそこまで高くはないだろうというぐらいしかわからなかった。

マダガスカルからモーリシャス行きの飛行機は毎日飛んでいるので問題ないけど、
マダガスカルからケニア行きは週2便で今は5月22日の月曜日に予約を入れている、
モーリシャスに1週間行ったとすると次の5月29日の予約はあと7席しか空席がないらしい。

どうも月曜日の便は常に混んでいるみたいで5月22日もすでに7席しかあいていない、
これは月曜日だとケニアのナイロビ着が午後5時過ぎなのに対して、
水曜日だと午後9時過ぎになるので世界有数の危険都市ナイロビではその時間に出歩くのはタクシーを使うとしてもタクシー強盗とかも怖くて嫌だからかもしれない。

もたもたしていると5月29日の飛行機が満席になっていきたくてもモーリシャスにいけなくなってしまう可能性がある。

ゆっくりもしていられないのでとりあえずケニア行きの飛行機を5月29日に変えてもらう事にする。

またオフィスに行って変えてもらう前にモーリシャス行きの飛行機について聞くと、
このチケットも正規料金のオープンチケットみたいで行く日も帰る日も無料で何回でも変更可能だった、
しかも予約は無料でお金を払うと取り消し手数料がかかるようになるだけで払うのも空港で直接でもOKだった。

これなら予約だけしておけばいいかなということでモーリシャス行きのチケットも予約しておく。


その後調べるとモーリシャスは独立した国で、
(フランス領だと思っていた、フランス領は当然物価がフランス価格なので非常に高くなる)
物価はビーチリゾートにしては高くはなくホテルも安いところでは2000円ぐらいからあるらしかった。

これなら大丈夫かなということで、

いきなりですがモーリシャスでビーチリゾートデビューすることになりました。

2人に言わせるとビーチリゾートデビューでモーリシャスは普通ありえないぐらい贅沢らしいです。

まあこの旅だけでも、
ダイビングデビュー in 紅海(世界一綺麗な海らしい)
登山デビュー in キリマンジャロ(アフリカ大陸最高峰にして世界の大陸の六大峰の1つ)
という感じでどこも最高からデビューする感じなのでいいかな。

それにしてもどんどんアフリカから距離でも雰囲気でも遠くなっていっている、
こんな状態でアフリカに戻っていってちゃんとアフリカ縦断旅行を再開できるのだろうか・・・

投稿者 nabe : 13:28 | コメント (0) | トラックバック

2006年05月04日

「太陽の国エチオピア」

アフリカ日記 その3

「太陽の国エチオピア」


『エチオピアの虫対策』

スーダンを4月9日に難なく無事に脱出してそのままエチオピアへと入る。

スーダンは暑さが大変(らしい)だけど、
エチオピアは旅行者がまわる主要都市は標高が1500mから2500mぐらいのところにあり涼しくて快適なところ。

ただ変わりにエチオピアはダニ、ノミが非常に多くてホテルとかでもよくやられるし、
バスに乗っていても隣に座っている人から移ってきたりしてやられる。

そのうえ南京虫というかなり凶悪な虫もいてこれにかまれると1週間ぐらいものすごいかゆみがあり、
そのあと半年ぐらいは跡がなくならないという迷惑この上ない虫がいる。

まあでもこれは段取りのいい旅行者の私はホテルで寝る用にベットサイズのテーブルクロスを持ってきている、
ブルーシートを持ち歩く人もいるけどブルーシートは生地が弱くて引っ掛けるとすぐに破れる。
テーブルクロスはちょっと重くなるけど生地がかなり強いのでよっぽどじゃなければ破れない。

これをベットの上に敷いて寝袋を使って寝ることで虫の被害はかなり防ぐことができる。
エチオピアを旅するならこの手の装備は必須のもので、もちろんさらに虫除け、殺虫剤を持ち歩いて使うことになる。

虫対策さえしておけばエチオピアは余裕だろうと思っていたけど、
それはかなり甘い考えだった。

『エチオピアのバス』

エチオピアを旅する上で実は一番大変なのは移動のバス。

問題点は山ほどあってエチオピア人の馬鹿さ加減と、
世界でも有数の最貧国である理由が非常に感じ取れるのがバス。

問題点1:なぜか早朝にのみバスが出る
この早朝というのが半端じゃなく早朝で午前6時ぐらいには出発する。
近距離でバスが多いところは日中でも出ているけど旅行者が使うような長距離はすべて早朝。

3時間ぐらいしか走らないのにそれでも早朝、午前10時には目的地につきます。

3時間の移動で1日3本あるといわれてじゃあ遅いのは何時?ときくと、
始発が午前5時半、次が午前6時、その次は午前6時15分ぐらい
という返事が返ってくる。

本当に無駄に朝が早いエチオピアのバス


問題点2:チケットの予約ができない
ただでさえやたら早朝で大変なのにエチオピアのバスはチケットの予約ができないところが多い、
できるところもあるけどできないところは非常に大変。

午前6時に出るのだけどバスターミナルのゲートが開くのが5時半ぐらいで、
その時間に行っても遅かったりするので午前5時過ぎぐらいにはゲートの前にいなければいけない。

1日1便というのが多いので乗り逃したらそれこそ1日足止めになる、
たまにバスターミナルがないような村では午前5時でも遅かったりもして、
午前4時半にバスのところまでいかなければいけないこともある。

エチオピアの旅行では毎朝日の出が見られます。


問題点3:バスがボロくて狭い上に常に満席である
エチオピアのバスはかなりボロくてイタリア製だけど60年代ぐらい?というもので、シートがやたら狭くて乗りにくい。
私達のような小柄な日本人でも狭いのに体格のいいアフリカ人では足がぎゅうぎゅうでかなり狭い。

シートは片側3人、2人という変な配列で横にも狭くて大変。

しかも1日1便とかしかないのに常に満席、
どんな路線でもほとんどすべて満席、
毎日乗れない人続出です。

需要と供給のバランスがまったく取れていないエチオピアのバス。


問題点4:なぜか太陽と共に行動するバス
エチオピアのバスはすべて太陽と共に行動するようになっている。
朝は日が昇るまでは出発しないで日が昇るといっせいにバスがターミナルから出発していく。
そしてなぜか太陽が沈むと絶対に走らなくてどこか途中の村とか町に泊まることになる。

そもそもバスの路線がそのようにできていて泊まるところも決まっていて、
早くつこうが遅く着こうがその日はそこまでで終了、
次の日はまた早朝から出発する。

夜行バスというシステムがないので距離はたいしたことないのに1泊2日の旅になることが多い。

夜走らないので無駄に時間がかかるエチオピアのバス。


問題点5:道が非常に悪い
舗装されているところもあるけど旅行では2/3ぐらいは未舗装、
それもかなりの悪路もたくさんありバスの揺れは相当激しい、
しかもバスは狭いのでヒザをシートにぶつけたりしながらのるのでかなり大変。


問題点6:荷物をバスの屋根にのせることになる
エチオピアのバスは荷物をのせるところは屋根の上にしかない、
しかし道が悪いので砂埃もすごくて上にのせると汚れることは必至、
そのうえ雨も降るので一応シートをかけてはくれるけど果たしてそれがどの程度かというと、
見た目は役に立つのかそのシート?というぐらい。

もちろんバックパックカバーである程度は防げるけど大雨が降ったらバックパックはたぶんびしょぬれになる。

なのでできるだけ荷物はバスの中に入れたいところなんだけど、
バス自体が狭くてバックパックをシートの下に入れるのもかなり大変。

そもそもバックパックとかを持ってバスに入ろうとするとほとんどとめられて上にのせろといわれる。

貴重品はもちろんサブバックに入れているけど、
電子機器系はいろいろありすぎてすべて入れているとバック破裂しかねない。

ということで何とか交渉して荷物をバスの中にいれれるようにするけど、これが非常に大変。

幸いなことに一緒に行動している人が交渉をすべてやってくれていて、
この交渉もいつもやってくれていてもめるけどそれでも中に入れることができていた。

私の荷物はそこまででもないけど一緒に行動している夫婦の荷物はかなり多く、
大きいトランクの荷物もあるので交渉は相当大変そうだった。

非常にもめていたけどかなりの交渉能力で、
結局エチオピアの旅行中すべて荷物をバスの中に持ち込むことができていた。

これは荷物の多さから考えても相当すごいことだと思うよ。

とりあえず朝の挨拶は

車掌「なんだその荷物は、上にのせろ」

「雨にぬれたら困るから中に入れる!」

車掌「そんなでかい荷物はだめだ!」

「1000USドル分とかの電子機器が入ってるんだ、お前壊れたら払えるのか!」

そのまま無視して中に入って荷物をシートの下とかに入れていると車掌が荷物を奪って外に持っていこうとするので、

「さわるな!もってくなよ!
壊れて弁償できるなら今金見せてみろ!」
(エチオピアで1000USドルというと1年分の給料ぐらい、もっとかも)

こんな素敵な挨拶がバスに乗るときは毎日くりひろげられていたねー、
私一人だったら上に荷物置くことになっていたかな。

エチオピアのバスは毎日もめていて大変だった。


こんな感じで何もかも大変なエチオピアのバス、
まあこんな非効率的で馬鹿なことしてるから世界最貧国の1つになるんでしょう。
馬鹿なんだから貧しくなるのも当然ね。

バスのせいでエチオピア人は朝が異常に早くて、
太陽が昇るころには人がいっぱい歩いていて店とかも営業を始める。
そのかわりに夜ははやくて日が沈むころには閉まり始める。
バーとかもあるけど午後10時にはほとんど終了して、
このころには町に明かりはなくほとんどの人が寝ていて明日の朝に備えている。

電気のあるこの時代に太陽と共に行動をするエチオピア人だった。


『肉食禁止のエチオピア』

エチオピアはエチオピア正教とかいう独自のキリスト教徒がかなり多い、
このエチオピア正教はかわっていてキリスト教には珍しく肉を食べてはいけない日というものがある。

普段は週2日ぐらいで肉類(魚はOKみたい、でももともと少ない)をすべて食べないというもの、
ただ野菜とか米などは全然問題ないので断食日というわけではない。

しかしこれには例外があり2月ぐらいから4月のイースターの終わりまでの2ヶ月間ぐらいは、
ずっとこの肉を食べてはいけないという戒律が続く。

エチオピアにはいって初めの日は田舎で夜遅くて食べ物を探すのが大変で野菜とパンとかを食べていた。

2日目は昼はパスタとかを食べておいしくなかったので肉を食べようと探すと、
ファスティンフードしかないとどこでもいわれる。

ファスティンフードってなに?とこのときはおもっていたけど、
とにかくその辺の人に聞きまわると、
羊の肉を出している店があってそこで食べることができた。

ただここは、
肉か?それならこっちだと連れて行かれて
バーの奥にひっそりとあり、照明とかも暗くて外からは見えないようになっていて、
今思うと闇?闇でこっそり羊出しているの?
見たいな感じだった。


そのあとはというと、
ガイドブックとかを読んだり聞いたりして、
やっとファスティンフードの意味がわかり、
これが肉食禁止日で肉以外の食べていい食事しかないということだった。

しかもこれはまだあと2週間ぐらいは続くらしく、
田舎のほうは特によく守られていてどこへいってもとにかく肉料理は一切ない。

エチオピアの料理は基本的にまずくてしかも肉が禁止となると種類が相当減ってしまう、
日本で言う米にあたるインジェラという薄いパン生地が主食となるけど、
これがすっぱくて非常にまずい。

でもファスティンフードのときはメインはこれしかなく、
サラダを食べるという概念も内容でそれすらなく、
このほかはというとスパゲッティーとピザぐらい。

スパゲッティーは常にのびていてなぜか冷えて出てくる、
注文すると30分ぐらいかかるので20分ぐらいは茹でているのかな?
もちろんまずい。

ピザはちょっとはましでおいしいところもあるけど、
おいていないところがほとんどで探し回るとたまに見つかるぐらい。

こんな感じなので食べるものがなくておいしくもなくどんどん食が細くなっていく、
男2人、女1人で旅行しているのにいつも頼むのはスパゲッティー2人前とか、
インジェラ1人前とピザなど2人分しか頼まなくなり、
私と男の人が体調がちょっと悪くなってきてからはだいたい2人で1人分しか食べていなくて、
女性が一番(といっても普通ぐらい)たべていた。


『高山病にかかる』

こんな状態で旅をしていたら首都のアディスアベバについたら、
なぜかいきなり高山病にかかる、
頭が割れるように痛くて今までにないような激痛。

エチオピアは移動中は標高3400mとかまで上がったりすることは結構ある、
でも首都にくるまでに2000mのところに泊まったり、
2400mぐらいのところにも泊まったりしていた。

そんなところに何泊かしているにもかかわらず、
なぜかエチオピア入国7日目にして高山病になる。

朝から頭が痛くて2000mから移動中に標高3000mぐらいまで上がったらものすごく痛くなって、
生まれて初めて頭痛薬をのんで何とか痛みを抑えて首都にたどり着く。

首都は標高は2200mぐらいしかなくたいした高地ではない、
高山病は2000m以上から起こりえるけど一般的には2500m以上ぐらいから。
なのでここならちょっと安静にしていれば次の日には元気になるだろうと思っていた。

一緒に旅している人が高山病の薬を持っていたので、
夜になっても頭が痛くて大変だったので夜にもらって飲んでおく。

これで朝には復活かなとおもったら、
この薬は副作用として利尿作用が促進されるというものがある。

私はもともと利尿作用が促進されるというのには弱くて、
ビールとかを飲むと(同様の効果がある)すぐにトイレに行きたくなる。

こんな利尿作用に弱い体質?なので、
1時間から2時間おきにトイレが我慢できなくなっていくぐらいで、
結局ほとんどまったく寝ることができなかった。

朝になってちょっとはよくなったけどまだ直らないので私はホテルで安静にしている、
だんだんよくなってきたかなーと思ったら昼を越えたらなぜかまた頭に激痛が走り出す。

あまりにも痛くて寝ていたいところなんだけど、
高山病になったらあんまり寝ないで椅子に座ったりして安静にしている方がいいという話だったので、
痛いけど我慢して座って痛みが引くのを耐える。

でもバットで頭をひたすら殴られているような痛みでこれはいけないと、また高山病の薬を飲む。
利尿作用が再び促進されてトイレに通い続ける。

この高山病の薬は高山病を治すだけで頭痛とかを抑える薬は入っていない、
本当なら頭痛薬を飲んで痛みを抑えたいけど違う種類の薬を同時に飲むのもよくないので、
高山病の薬だけを飲んで耐える。

頭が痛すぎて食欲もまったくなくて結局この日は何も食べることなく1日ぐったりしながらすごす。
夜になっても直らなくてどうしようか悩んだけど、
高山病の薬をまた飲むとトイレにいってばかりで寝ることができない。

いい加減昨日からほとんど寝ていないので疲れてそっちの方が体に悪そうなので、
この日は頭痛薬を飲んで寝ておく。


次の日、朝起きると頭の痛みがまったくなくなっている、
ついに高山病から脱出!

昨日から何も食べていなくてとりあえず外に出て朝食を食べる、
そのままここには温泉があるらしいのでせっかくだからと3人で温泉に行く、
1時間ぐらい待って個室の温泉に入るけど、

はいっているとなんかどんどん頭が痛くなってくる、
45分入っていられるのだけど、
これはやばい!
とおもって20分ぐらいで出る。

しかし時すでに遅く頭がどんどん痛くなってくる、
一応明日の移動の予定とかの情報収集をするけどあまりにも頭が痛くて、
このあと観光に行く予定だったのに頭痛に耐えられなくて私一人でホテルに戻る。

直ったんじゃなかったのか?
また頭痛と戦いながら耐えられなくて寝たりして時間が過ぎていく。

夕方になって2人が戻ってきて明日の予定とかを考える、
高山病は低いところに行けば治るはずなんだけど、
エチオピアは非常に高地が多いところで移動中でも3000mをよく超える。

高山病の状態で標高が上がるだけでもかなり辛い上に、
次の目的地がもしここより標高が高くて下手して3000mとかあったら本当に死にかねない。
(いまでも十分頭が痛くて脳水腫じゃないのかと疑っているほど)

どうしようと悩んでいて、
私のパソコンにエンカルタという総合辞典が入っていて、
それに世界地図がありいろいろな情報がのっている。
それを見てみると高度表示機能もあってそれによると次の目的地は標高が2000mをきるみたい、
移動もさがっていく方向みたいなのでこれなら無理をしてでも移動したほうがいい。

ということで明日移動することにする、
でも頭痛くて結局この日もバナナをちょっと食べたぐらいでほとんど何も食べないで終わる。

『高山病じゃなくて風邪?』

次の日、朝はまた頭も痛くなくて今のうちにと朝から移動していって昼過ぎには目的の町に着く、
標高は1900mと2000mをきったのでこれで高山病は治るだろうとおもったら、
なぜか午後になってまた頭がどんどん痛くなってくる。

ちょっとだけ観光したけど、
あまりにも頭痛くて立っているのもやっとでそうそうに引き上げてまたホテルでぐったりする。

この標高で高山病ということはありえない、
そもそも2300mぐらいで高山病が続くとも思えないし、
どうやらこれは高山病ではなかったようだ。

となると風邪が無理をして酷くなったものなのだろうか?
それなら高山病の薬を飲んで副作用で夜中トイレに何回もいって寝れなかったり、
日中はあえて寝ないようにしていたのはまったくの逆効果でむしろ悪化させていたことになる。

とにかく頭痛薬をのんで夕食をちょっとだけ食べてすぐに寝ておく。

翌日は本当は移動する予定だったけどまだ直らないので私のためにこの町にそのまま泊まることにする。
まったくやることがないこんな町で無駄に一泊させてしまった。

午前中はひたすら寝ていて頭も痛くなくて大丈夫だろうと思っていたらやっぱり午後から頭が痛くなる、
今日は何にもしていないのにまた頭が痛くなり、いよいよ症状は深刻な感じ。

これはもう旅を中止してこのまま一気にケニアのナイロビに私だけ直行しようかと考える、
ナイロビは大都会なのでここなら大きい病院があるからそこで検査をしてもらって状況次第では日本に帰国、
とまで考えていたけど頭痛薬をのんで痛みを抑えると動くことはできる。

幸いここには羊の肉があってなかなかおいしくて久しぶりに1人前分ぐらいの量を食べておいた。

しかしこの時点で明らかに顔がやせ細っていて頬の骨が張り出して見えるぐらい、
もともと明らかに食事の量がエチオピアに入って減っていて、相当やせている感じだった。

次の日には調子がよくなっていたのでまた旅行を再開したけどやはり午後になると頭が痛くなっていた、
頭痛薬を飲めばなんとかなるのでその状態で旅行しているとだんだん調子もよくなってきた。

とはいえ完全に直ることはなく午後になると頭が痛くなるのは痛みは弱くなっていたけどずっと続いていた。

『あやうく死にかけていた』

そのまま1週間ぐらい旅行してなんとかエチオピアを脱出してケニアのナイロビにたどり着く。
一緒に旅行していた2人のもう1人も腹の調子がずっと悪くて食事が取れないという状態だったので、
保険もあるしみんなでナイロビの病院へと行く。

そこで検査をしてもらうと血液検査では白血球が通常より多くなっていた、
診察でも喉の辺りが腫れていると言われて、
これはウィルスが喉から肺にかけて入り込んでいるから頭痛がしているという結論になった。

確かに風邪にしては長引きすぎだし、
そもそもこんなに頭だけが痛くなる風邪なんてなったことがない、
風邪の割には喉がまったく痛くないし、
鼻水はでていたけど異常に黄色くて濃かったんだよねー。

医者が言うには、
エチオピアに入って道が未舗装になって砂埃とかがすごくて空気が悪くなり、
その空気を吸っているときにウィルスを吸い込んでしまったのだろうということだった。

薬は頭痛薬とアンチウィルスの薬をもらった。
このあとはそれを飲んでいるととりあえず頭はほとんど痛くなくなったけど、
それでも飲み始めて数日立ってもまだたまに頭が痛くなる。

ナイロビに着くまでには結構直っていたからいいけど、
途中で食事も食べられないでぐったりしていたときは相当やばかったのかも。

でもエチオピアの食事がもっとまともだったらここまで酷くはなっていなかったはず、
肉が食べられなくて動物性たんぱく質が不足したところでウィルスにやられたのかな。

一緒に旅していた人も2人とも体調おかしくなっていて、
1人は私と同じウィルス性の腹痛だった。

他にもこの時期に旅行している人はなんらかしらの体調不良を訴えているみたいだし、
エチオピアの2月~4月は旅行は相当きついことになるようです。

ちなみに体重はというと、
ナイロビの病院で測ったら服を着ている状態で62kgぐらいだった、
服の分を引くと61kgぐらい。

ケニアに入ってナイロビについて日本食とかおいしい中華があって3日だけどいろいろいっぱい食べていた、
測ったときも2時間前に日本食を腹いっぱい食べたばかり。

そこから考えるとピークのときは58kgぐらいになっていたかも。

人によっては虫にも悩まされるみたいだし。
私はまったく大丈夫だったけど、一緒に旅をしている2人は毎日いっぱいダニとかにかまれていて大変そうだった、同じ行動で同じ部屋なのになんで私だけ大丈夫なのかな・・・、
アフリカにしては遺跡とかがあったり少数部族の人が住んでいたりして見所が非常に多いところだけど、
これまでの私の旅の中では、
エチオピアが移動の大変さとこの病気のせいで最も過酷な旅行をした国になりました。

安全第一の私なのに命がけのエチオピア旅行だったかな。

投稿者 nabe : 10:33 | コメント (0) | トラックバック