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2005年01月14日
南米国境越えバスの旅 part2
1月11日(火)に1ヶ月いたエクアドルからペルーへと移動しました。
1月11日はエクアドルのクエンカという町にいて、
ここには大きいバスターミナルがあり、
他のところで調べた情報によると、
南へ200kmいったところにあるロハ(Loja)という町から、
ペルーのピウラ(Piura)という町まで国際バスが出ているとのこと。
(なぜか国際バスはほとんど運行されているところはないので貴重)
現地で詳しく聞いてみると、
ちょうどこの国際バスを運行している会社がこのクエンカからロハへも運行していた。
それによると午後5時にクエンカを出ると午後9時半にはロハにつくので、
ロハから午後10時半に国際バスが出るので間に合う。
最終目的地はペルーのチクラヨという町で、
クエンカ-ロハ 4時間半
1時間待ちの後
ロハ-ピウラ(ペルー) たぶん10時間ぐらい
ピウラ-チクラヨ たぶん4時間ぐらい
計算してみると合計で20時間近いかなりの長旅、
まあきついがかかるものはしょうがない。
ということで1月11日の午後4時ぐらいにクエンカのバスターミナルへ行き、
チケットを買おうとするとここではロハまでしか売っていない、
国際バスはロハでかってとのことだったのでロハまでのチケットを買う。(6ドルもした、高い!)
そしてバスに揺られること4時間半、
このルートはすごい山岳ルートで右へ左へとグネグネ曲がり、
標高3500mまでいったかと思ったら30分後には1500mまでおりていたりと、かなりハードな旅。
バスは予定通り午後9時半にロハのバスターミナルにつきました。
さっそくこの会社のカウンターに行き、
「ピウラまで」
というと、
「ない!」
ない?
何がないのかな?
いや聞き間違えかな?
(ちょっと現実逃避気味)
それならもう一度
「ピウラまで!」
「ない!」
えーと、「ない」という言葉は私の旅の予定にはさっぱり含まれていないんですが・・・。
でもどうも本当にないみたい、
まさか平日の夜の便でそんな混むとは思ってもいなかった、
とにかくないものはしょうがないので、
「じゃあ次の便は何時?」
(やっとこれぐらいのスペイン語が話せるようになりました)
「明日(または朝)の7時!」
うーん、この7時というのはまさか午後7時じゃないだろうなー、
なんかスペイン語はすごく変で、
明日と朝はどちらもマニャーナ(manana)という、
「明日の朝」はどうやっていうのだろうか?
「マニャーナ、マニャーナ」
とでもいうのだろうか?
使いにくい言語だ。
聞いてみると朝の7時だった、
とにかくまたチケットが売り切れても困るのですぐに購入する。
なぜか8ドルとバカ安、
国際バスで400kmぐらい走るのに、
なぜクエンカ-ロハ(200km)が6ドルもして、
こっちが8ドルでよいのだ?
しかもクエンカ-ロハは他のバス会社も走っているけど、
この国際バスはこの会社が1社しか走っていないから独占なのに?
南米のバス会社の料金の決め方は良くわかりません、
適当なのかな?
とにかくチケットは手に入れたけど、
その出発は明日の朝7時、
今はまだ午後10時、9時間もある。
ちょっと外を見てみるが、
うーん近くにホテルはなさそう、
そして田舎な感じ。
それ以上に予定外にチケットがないことに腹が立っていたので、
もういい、ここで寝てやる!
さっそくターミナル内で寝やすそうなところを探す、
イスが7個ぐらい並んで通路の真ん中にいくつか置いてあるので、
それを一番奥のところを陣取る。
10時過ぎではまだ人がそれなりにいたのでスペイン語の勉強をしながら待つ。
午前0時になるとさすがに人がほとんどいなくなる、
よく考えるとここって24時間開いているんだよなー、
まさかハイ出てってとかいわれないよなー。
まあでも腹が立っていたので最悪追い出されてもその辺の隅っこで野宿してやる!
他にも数人は同じように椅子に座っていた、
でもこの人たちはなぜか横にならない、
そのまま座った体勢で朝までいる気なのかな?
南米人にしてはおとなしいなー。
私は全然お構いなしにさっそく横になる。
しかしイスとイスとの間がごつごつしていて寝心地はいまいち、
しょうがないのでバックパックの中からタオルと衣類を出して、
イスとイスの間に入れてついでに枕にもする。
これでやっと寝られる、
もっと寝やすいようにベンチにしてくれよ!
などと文句を言いながら寝る。
荷物は寝ている間まさか抱えているわけにもいかないし、
もちろん起きて見張っているわけにもいかない。
でも段取りの良い私は1mぐらいのワイヤーチェーンを持ってきているので大丈夫です!
ワイヤーをバックパックの南京錠の間を通して寝ているイスにも通して抜けないように南京錠で鍵をする。
これで寝ている間に盗まれる心配もなくて寝れる。
ちなみにワイヤーチェーンを使うときにバックパックとかの背負う肩にかける所に通すと、
この部分は見た目にはガッチリしているように見えますが、
バックルなのでスルスルとはずすことができてあっさりバックパックを盗まれます。
かならず取り外しができないところを通しましょう、
お勧めは私のようにどうせバックパックのチャックに南京錠をかけるはずなので、
その南京錠にワイヤーを通せば盗まれません。
幸い追い出されることもなくそのままいることができた、
あんまり寝ることはできず30分から1時間単位で起きては寝てを繰り返す。
でもなんかこの間に夢とかも見ていた、
うーん、だいぶバックパッカーらしく?なってきました。
午前6時に起きて出発の準備をする、
6時45分にバスにいくとすでに満員御礼に近かった。
どうもこの路線はこの会社しか走っていなくて、
その割りに乗る人が多いのでいつでも混んでいるみたい。
午前7時過ぎ、バスはペルーのピウラへと向けて出発する。
走り始めて30分ぐらいでバスが止まり、
朝食タイムになる。
そんなの食べてこいよ!
こっちは少しでも早くつきたいのに!
午前8時過ぎにまた走り始める。
ここも山岳ルートで標高は2000m以下を走っているがまた右へ左へカーブがすごい、
疲れていたので寝るつもりだったのだがあまりにも揺れがすごくてあまり寝られなかった。
山道のせいで国境の町マカラまで150kmぐらいのはずなのに6時間ぐらいかかり、
午後12時20分にやっとマカラにたどり着く。
ここで昼食タイム、
適当にその辺の店に入り食事をする、
どうせエクアドルの硬貨はあっても両替とかはできないので、
水を買ったりアイスを買ったりしてできるだけ使っておく。
午後1時にバスはまた走り出す、
10分ぐらいで国境に着く。
まったく問題なくエクアドルを出国する、
ペルーの入国管理事務所は20mぐらい橋を歩いてわたったところにある。
初の歩きでの国境越え、
でも国境のラインがひいてあるわけでもないのでいまいちどこで越えたのかわからない、
もしラインがあればまたいで写真でもとったのに・・・。
ペルーの入国審査も出入国カードを書いて渡すとほとんど何もチェックしないで入れた。
ペルーとエクアドルだけなのか、南米全体なのかわからないけど、
なぜか現地人の人たちはバスを降りてこなかった。
他の乗用車とかで超えている人たちも、
代表者が1人来て紙を書いて渡すだけだった。
それもパスポートを見せるのではなく、
ナショナルIDという緑色の免許証みたいなカードをもっていて、
それで普通に通れるみたい。
ペルー人とエクアドル人のもっていたものはまったく同じ様式、色だったので南米共通でそういうものがあるのかな?
バスは午後1時半ピウラへと向けて走り出す、
このあたりですでに標高が300mぐらいしかなく、
南米はこの時期は夏になるのでかなり暑い、
エクアドルは高地で涼しかったので久しぶりで暑さが余計こたえる。
バスはというと午後2時になぜかタイヤがパンクして交換になる、
良く見るとはずしたタイヤもそうだが他のタイヤも溝がなくてツルツル、
雨が降ったらどうするんだこのバスは?
雨天欠航か?
たぶん南米だから普通にこの状態でも走るんだろうな・・・。
バスはエアコンがないので止まっていると暑いので、
外にでて修理を待つ。
30分ぐらいで交換が終わり、
走り出したのだがいきなり100kmとかだす。
もうすこし慣らし運転してからスピードだそうよ、
私はいつでもバスが転がってもいいようにしばらく体勢に注意していた。
国境の町マカラでお昼に止まったところが、
このバス会社のオフィスでそこに時刻表みたいなのがあり、
それによるとバスの到着時刻は午後6時半となっていた。
うーんそれだとそこからチクラヨに4時間かけて移動したとして、
つくのは午後11時近く。
そんな時間にホテルを探して回るよりも、
いっそのこと夜行で次の目的地のカハマルカまでいくかな?
ガイドブックによると8時間ぐらいでつくらしいから、
朝8時ぐらいにつくから、一泊分宿泊費も浮くし、時間的にはちょうど良い。
でもそうなると恐怖の
40時間移動!
になってしまう。
でも疲れてはいるけど今の状態ならいけそうな感じ。
ちなみにバスの旅は飛行機よりは全然快適、
設備は飛行機より全然悪いく狭い、エアコンないだけど、
2-2のシートだし、
窓の外を見ればいろいろな風景が広がっていて楽しい。
飛行機で40時間移動するなんていわれたら死んでしまうけど、
南米のバスで40時間というと大変だけどそこまでひどくもない。
これは40時間移動いってやるか!
と決意していたのだが、
バスは午後4時40分にあっさりピウラにつく。
これならチクラヨに急いでいけば・・・、
と思うのだがこのバスがついたところがこの会社のオフィスのみの場所。
南米ではクエンカとかロハのようにバスターミナルがあって、
すべての会社がそこにカウンターがあり発着する、
というとても便利なシステムをとっている。
だけれど!
ここペルーはそのバスターミナルがないところがすごく多いみたい、
首都のリマですらないという始末。
ピウラはどうなのかなーと思っていたが恐れていたことが現実に・・・。
私のガイドブックにはピウラの地図はない、
というかピウラの情報が一切載っていない。
となるとやるべきことは1つしかない。
ほっておいてもよってくるタクシーの客引きに、
とりあえずもしかしたらこの会社だけが変なところに止まっているだけかもしれないので、
「テルミナル デル テレストレ(バスターミナル)」
といってみるがやっぱり「ない」といわれる。
どこまで行きたいんだ?と聞かれたので、
チクラヨまでというと、
チクラヨいきのバスオフィスまで2ドルで行く
といわれたので
2ドル!
と大きな声で聞き返す。
このバスオフィスが近いのか遠いいのかわからない、
もしかしたら妥当な値段かもしれないけどたぶんボッタクっているので、
こんなときは言われた値段を大きな声で言い返す、
ついでにこの場合はドルはエクアドルの通貨単位で、
ペルーではソルという通貨になり1ソルは1ドルの1/3ぐらいの価値なので、
2ソル?
ともいっておく。
もちろん運転手は、
そんなわけねーだろ、みたいなことを言ってきたけど、
ソルなら4ソル(=1.3ドル)といわれて安くなった。
妥当な値段かどうかは行って見ないとわからないのでこのタクシーに乗る、
10分ぐらいでバスオフィスに着いたのでまあそれぐらいの値段だったみたい。
つくと午後4時55分で午後5時にちょうどチクラヨ行きのバスが出るところで間に合った。
ピウラについて20分後には別のバスでチクラヨへ向けて出発、
なかなかの機動力、お金も最小限に抑えられているし、だいぶ南米慣れしてきた。
このバスはエアコンつきでかなり快適だった、
道も平坦でほとんど直線だったのでスピードも出て3時間でチクラヨにつく。
チクラヨについたけどこれまたどこかわからない場所、
ガイドブックに地図とかは乗っているけど、
夜8時に自分がどこにいるのかわかるようなところにはつかなかった。
またタクシーの運転手がよってきたので、
アルマス広場(チクラヨの中心)までいくら?
というと2ソルとやたら安かった。
めちゃ近いのか?
でもバスの人に聞いたらあっちの方といわれて、
でもその先にはさっぱりそれらしきものは見えない。
まあ2ソルならいいか、
なんといっても荷物重いから持って歩きたくないし!
タクシーに乗って走り出す、
走ると運転手がホテルに行くのか?
といわれて、そう、というと
アルマス広場に近い安いホテルを紹介してくれるというので、
まあせっかくならばといってもらう。
でもはじめに行ったところは一泊40ソル(13ドル)もした。
「オヤジ、高い!」
というと、じゃあいくらなんだ?といわれたので、
「20から25ソル」
というと別のホテルに連れて行ってくれたけど、
そこは35ソル、また別のところ35ソル、さらに別のところ30ソル、また別の・・・。
うーん7,8軒ぐらいぐるぐると回ったでしょうか、
どうやっても30ソルまでにしかなりません。
運転手も30ソルがチクラヨの限界だといってます、
でもガイドブックにアルマス広場の目の前で23ソルの所が書いてある、
値上がりしているかもしれないけどとりあえず行ってみないと、
ということで運転手にアルマス広場にいってくれ、あとは自分で探すから。
というけどなんかまだ他のところもとまわっていく、
10軒目ぐらいでしょうか、バストイレつきでテレビなしで25ソルというところがやっとありました、
まあアルマス広場からもそれなりに近いです。
運転手疲れていたし、私も疲れたのでとりあえずこの日はここに泊まることにする。
なんだかんだで45分ぐらいぐるぐる回っていたかな、
運転手が2ソル追加でくれ!というので、
ホテルからのリベートがあるから、1ソルね、といって渡す。
(タクシーの運転手はホテルに連れて行くとホテルからリベートがもらえるみたい、なんかホテルの人と話してた)
1月12日午後9時過ぎ、
こうしてなんとか2回目の国境越えのバスの旅が終了しました。
所要時間28時間!
1月11日にホテルを出たのが午前11時なので、
ほとんど丸2日ぶりにホテルにたどり着いたときには、
さすがにぐったりしてました。
(でも30分後には食事を食べに夜の散歩がてら1時間ぐらい出かけていたけど)
南米国境越えのバスの旅はなかなか大変です。
(ロハ-ピウラの夜行バスの席が空いてさえいれば全然余裕だったのに・・・)
投稿者 nabe : 2005年01月14日 17:58
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