« 南米国境越えバスの旅 part2 | メイン | 臨時ニュース! »

2005年01月18日

南米で温泉に入ろう! in カハマルカ

1月15日、朝5時45にチクラヨのホテルを出る、
今までにない記録的な早出、
まだ外は暗い。

すぐにタクシーをつかまえてバス会社のオフィスへと向かう。
5分ぐらいでついてさっそくバスのチケットを買う。

午前6時15分発のカハマルカ(Cajamarca)行き、
距離250km、移動時間5時間ぐらいで15ソル(約500円)、
バスは普通に遅れて6時半に出発する。

またとんでもない山道で右へ左へ揺られること5時間半、
午後12時過ぎにカハマルカに到着する。

ここは標高2700mとまたかなりの高地、
チクラヨは標高100mぐらいなのでまた息が上がりやすくなる。

おりたらすぐにタクシーが来たのですぐに乗ってカハマルカの中心地にいく、
タクシーの運転手が安いホテルの前に止めてくれたのでそのままそこに泊まることにする。

1泊15ソル、
安いだけありまあそれなりの部屋、
でも値段の割には私には快適だった。

この日は土曜日だったので今日中に町を観光しておかないと、
明日は日曜日であいていなくなってしまうかもしれない。

いそいで町へと出る、
ここはインカ帝国最後の皇帝アタワルパがスペイン人征服者に捕まったところとして有名な場所。

つかまったときに幽閉された建物がいまだに残っているのでそれをみる、
まあでも特に何があるわけでもなくただの古い小さい建物。

ただ金銀財宝をこのラインまで集めたら開放してと約束したラインをさす印だけがあった。

集めたらしいけど、
アタワルパはあっさりスペイン人に処刑されたらしいです。

他にもサンフランシスコ教会とかカテドラル(大聖堂)などをまわる。

しかしこんなものはこのカハマルカではタダのおまけ、
まあ近くにあるから見ておく?というぐらいのもの。


ここに来た目的は

温泉に入ること!

しかもその温泉の名前は

「Banos del Inca」

インカの温泉!

まさにインカ帝国ペルーにふさわしい名前の温泉。

これのために6時間近くもかけてこんな山奥までやってきた。


さっそくホテルに戻って温泉に行く準備、
ここは標高が高いために夏でも日中は25℃ぐらいにしかならない、
すでに15時過ぎなので日も傾き始めて少し涼しいぐらい。

でも、私は温泉にいくので

Tシャツ1枚に半ズボン、サンダルです!

他の人はもちろんジーンズとかで上着を着ていてスニーカーとかです。

手にはスーパーのビニール袋を持っていて、
その中にはタオル、石鹸、シャンプーがはいっていて、
袋が半透明なので透けています。

完全に温泉まっしぐらな格好、
周りからかなり浮いた場違いな格好でもある。

全然お構いなしに外へでる、
この温泉はカハマルカからは7kmぐらいはなれているので、
コレクティーボという乗り合いバスに乗る。

とはいえ実際にはバスではなく、
日本のトヨタ「ハイエースバン」を席とかを改造していっぱい乗れるようにしたもの、
本当は8人乗りぐらいなんだろうけど、
乗ってるときは20人ぐらい乗ってる。

通りにいっぱい走っているのでそれをとめて、
「Banos del Inca?」
と客引きに聞いてから乗る。

実際にはこのバンのフロントガラスにBanos del Incaとおおきく書いてあるので絶対にいくのだが、
行ったことないところだからどこで降りればいいのかわからない。

そこで乗るときにこのようにいっておくと着いたらここでおりろと教えてくれる。


はずだったのに、
なぜかコレクティーボは最後は私だけになり変なところでとまる、
客引きにここがインカの温泉か?ときくと、
インカの温泉?もう通り過ぎたといわれた。

おまえ、インカの温泉ってのるときにいっただろ!

この格好をみろ!
どう考えてもこんな薄着でちょっとその辺に遊びにいくなんてもんじゃないだろ!

ビニール袋からタオルと石鹸透けて見えるだろ!

といいたかったがそんなスペイン語が話せるわけもない、
どうせこのコレクティーボはまたカハマルカに戻るのでそのまま居座る。

また走り出して5分ぐらいで今度はインカの温泉と教えてくれたのでおりる。

まあたまにはこんなこともあります、
でもほとんどの人はちゃんと教えてくれるので大丈夫です。


おりたところはすでに白い湯気が向こうのほうに見えた、

ああ、温泉だー!

と喜び勇んでいってなんかゲートがあって入ろうとしたらセキュリティーにとめられる。

チケットは?といわれて、
そんなものないぞ、どこで買うんだ?
ときくとあっちといわれて大きく迂回してそこまで行く。
(どうもここは出口専用だったみたい)

ここは個室温泉でチケットは3,4,5ソルの3種類があった。
4ソルのものはツーリストと書いてあったので、
ツーリストな私はそれを買う。

中に入って先に見た白い湯気がモクモクと立っていた湯畑みたいなところを通る、
源泉はかなり暑いお湯のようだ、
そしてきれいな建物の中に入っていく。

さてこのあとどうすればいいんだろうか?
チケットには特に何も書いていないんだけど?

困ったときはとにかく人に見せること、
近くに掃除の人がいたので見せてみると、
どうもこれが正解だったようでこの人が個室の風呂の掃除を始めた。

3分ぐらいで終わってさあどうぞという感じでおじさんは出て行った。

部屋は3畳ぐらいで狭いけどまあ一人ならまったく問題ない、
浴槽も1.5m×1.5mぐらいで深さは1mぐらいあった。

温泉はじゃんじゃかパイプから吐き出されていた。

さっそく湯船の栓をしてお湯をためる、
しかしこのお湯がめちゃくちゃ熱い。

ちょっと足をつけてみたらやけどしそうなぐらい、
おじいちゃんの一番風呂じゃないんだからこんな熱いの入れん!

よく考えるとたっぷりためてしまったらさめるまで永遠まっていなくてはいけない、
それよりもちょっとだけためてさまして入りながらお湯を足していこうと、
温泉のレバーのバルブを閉める。

でもさっぱりとまりません、
少しは弱くなったような気がするけどあんまり変わらない。

さすが南米、
バルブも壊れているのか、
温泉はタダだから流しっぱなしか?

と感心している場合ではない、
これじゃあ永遠熱くては入れない!

ペルー人はこの温度に耐えれるのか?

でもこれはちょっと人間の限界を超えている気がするが・・・。

どうしようかと思っていると、
なんか温泉がさらに熱くなっていることに気づく、
さらに熱くなってどうするんだよこいつ!

と思いながらも、
もしかして?
とバルブのところを覗き込んでみるとおくにもう1つ大きいバルブがあった。

それを閉めると温泉がでるのが止まった。

じゃあはじめのバルブを開けると?
とやってみると冷たい水が出てきた。

どうやらこの2つのバルブで調整するようだ、
そんなのわかんないぞ、説明してくれよ!

(スペイン語で言葉だけで説明されたところで理解できたかどうかはおいておいて・・・。)

2つのバルブを調整してやっと快適な温度になり、
温泉に入ることができた。

ここは無色透明無臭の温泉、
熱さも自分で調整できるのでかなり快適。


歴史によるとインカ帝国最後の皇帝アタワルパは、
このインカの温泉に入っているときに捕まったらしい。

そりゃこれだけいいお湯だったら、
皇帝もうっかり捕まっちゃうよ。

などと思いながらはいる。

いままではずっとシャワーのみだったのでお湯につかるのは本当に久しぶり、
旅の疲れも癒える癒える。

さてじゃあ体でも洗おうかなと思ったが、
ここには桶とか他に蛇口とかがさっぱりない。

一応浴槽以外に別に床に排水溝があったので、
しょうがないのでもってきていたペットボトルの水を飲みきって、
それで水を汲みながら体を洗う。

頭はこれじゃあめんどくさいので洗うのはやめた。

あんまりにもいい湯だったのでひたすら入る、
これって時間制限とかないのかなーと思っていたら、
1時間ぐらいしたらドアをガンガンたたかれた。

いい加減にでろよ、お前!

ということのようだ。
さすがに入りすぎて疲れてしまったぐらいだったのででる。

またコレクティーボに乗ってホテルに戻る。

ちょっと入りすぎて湯あたりしてしまったようで、
ホテルに戻ったらぐったりしていた。
(2700mの高地についたばっかりで入りすぎたのもいけないのかな)


次の日、
この日は朝からツアーに参加してインカの遺跡を見に行く、
9時半の予定なのにちょっとまってといわれて待つこと1時間、
いつもどおりに遅れてツアーはスタートする。

しかしこのツアーはかなりハードだった、
あんまり何も考えないで参加したのだが、
実は標高3500m以上の高地をひたすら歩きまくるというとんでもないものだった。

富士山の山頂付近でなんでトレッキングなんかしなくちゃいけないんだよー、

空気薄くて頭痛いんだよ!

ぶつぶつ文句を言いながらも2時間半も歩く、
景色は確かに良かったけど寒かったし、息はすぐ上がるしきつかった。

気圧660hPaとかしかなかったからなー。

死にそうになりながらやっとカハマルカに戻ってくる、
こんなときはインカの温泉!

またコレクティーボに乗って温泉まで行く。

今日もツーリストのチケットを買ってはいる、
昨日の失敗を踏まえて

「正しいインカの温泉の入り方」

お湯をためる前に、
温泉をじゃんじゃん流して、
そのパイプからでる温泉をそのまま使って湯船の中で頭と体を洗う。

それが終わってから湯船にお湯をためる。

これで桶とか何もなくてもちゃんと頭と体が洗えます。

今日はちょっとぬる目のお湯でずっと肩まで浸かって入っていた。

でも昨日は入りすぎて逆に調子悪くなったので、
50分ぐらいで追い出される前にでる。

やっぱり日本人には温泉が一番です、
旅の疲れも一気に吹き飛びます。

現地人もたくさん入りにきていて結構混んでいます、
とくに一番安い3ソルは家族連れがいっぱいで並んでいるので、
ツーリストはケチらずに4ソル出した方がいいです、
こっちは比較的すいていて待たずには入れます。
(ただ夕方からは混むみたい)


予定では次の南米の温泉は、
ペルーのワラスという高原の町の近くにあるモンテレイという温泉になるかな。

これからトルヒーヨにいき、その次がワラスなのでまたすぐ温泉に入れる予定。

日本人としては南米の温泉に手当たりしだい入ってやらなければ!

投稿者 nabe : 2005年01月18日 18:49


コメント

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://www.nabe-scm.com/cgi-bin/mt-tb.cgi/76



この記事にコメントする

コメント登録機能が設定されていますが、TypeKey トークンが設定されていません。