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2005年04月22日
ハガキ
私は旅行に行くと結構頻繁にハガキを出している。
長い旅行をしていると途中出に買うと荷物になりお土産を買うのが難しいのと、選ぶのがめんどくさいというのもあり、
その代わりとしてハガキをだしている。
ただ南米では物価の割りにやたら日本までのハガキの切手代が高い、
物価が日本の1/3~1/5ぐらいの南米においてなぜか切手だけは日本の2~3倍ぐらいするので、その差は5倍以上になる。
だいたい安くて100円で高いところだと150円を越えるところも有る、
こんな高いのに今回のような長期旅行で頻繁にハガキを出していたらいくらお金があっても足りない。
まあそうはいっても100円とかだから安いんだけど、
なにせ他のものがやたら安いので異常に高く感じられてしまい、買う気にならない。
そこで今回はピンポイントでここぞという観光名所でしか基本的にハガキをおくっていない。
でも家には電話をかける代わりということもあり、
ついでにどんなところを旅しているかわかるようにと新しい町にいくたびにほとんど出している。
そしてここパラグアイ、
パラグアイは何もない国で本来はまったく用がないところ。
でもまあ一応南米の国の1つだしということで首都のアスンシオンにきてみた。
そしてさっそく家にハガキを送ろうと郵便局まで行き切手を買う。
安かったら何枚か送ろうかなと思ったら、
日本までハガキ一枚
10000グアラニー
といわれる。
パラグアイは通貨が異常に大きい国で、
US1ドルで約6250グアラニーになる。
南米は基本的にUS1ドルが3~8ペソ、ボリーバル、レアルなどになるのであまり大きい数字にならない。
南米ではもう1つチリが同じように大きい値になるけど、
それでも1ドルが600チリペソなのでその10倍、
日本も通貨の値が大きい国だけどそれにしても6000はやりすぎでしょ、桁2つは減らそうよ。
大体旅行者はチリに行くと数字に強くなります、
それまでは普通の旅行をしていると100(シエン)を超える値というのがほとんどない。
よってスペイン語でなんと言うか基本的にこれ以上は覚える必要がない、
ただそれがチリにはいると一気に100どころか1000(ミル)、10000(ディエス・ミル)の値が必要になってくる。
でも大体はスペイン語も日本と同じで100(シエン)の前にそれぞれの1桁の読み方をつけて複数形のシエントスとして、
2ならドス・シエントス、3ならトレス・シエントスとなるので問題ないけど、
500だけはシンコ・シエントスではなくキニエントスという変な読み方になる。
600と700もちょっと読み方が違うのでこのあたりでそれを勉強することになる。
そしてパラグアイではそれ以上の数字が出てくるので大変、
10万なんていう値も結構当たり前に出てきます。
ATMとかでお金を引きおろすときとかに、
1桁多くだしたらとんでもないことになるので桁間違っていないか怖いです。
はなしそれた、
とにかく10000グアラニーというと日本円で150円ぐらいになり、
南米においても最高値に近いぐらい高い値。
これはいっぱいはおくれないなと思い、
最小限の購入にとどめることにする。
そしてお金を払って切手をもらおうとしたら、
郵便局のおばちゃんが5000×4枚の切手をだしてきた、
しかもそれがすべて同じ柄。
「ちょっとおばちゃん、
10000グアラニーもするんだから同じのはないでしょ、
別のに変えてよ」
というと
「変えるの?」
と驚いた感じでききかえしてきた。
うーん、南米人の感性では私の美に対する追求が理解できないのかな、
まあ南米人は切手なんてハガキ送るための領収書みたいなもんでしょ?といった感じなんだろう。
私はハガキをよく送っているのでその辺は結構うるさい、
どうせ送るなら切手とかもいろいろ変えたりしたほうが面白いし、
普通にだされたものはいまいちでも実は記念切手とかを持っていたりしてそれが綺麗だったりする。
どうせ同じ値段なのだからすこしでもよい切手をもらう方が得(ただの貧乏根性?)、
ということでこういうときは種類を増やしたりしてもらう。
おばちゃんが驚いているけど全然気にしないで、
「うん、別のに変えて」
という、するとおばちゃんが
「別のって5000はこれしかないのよ?」
といってきたので、
「じゃあ細かくして種類増やしてよ」
というと、
「増やすの!」
とさらに驚いた感じでいってきた。
南米人にはしょせん理解できんものやねー、
とちょっと鼻で笑いながらおばちゃんが別のを出してくれるのをまとうと思ったのだがその前に
「どんな風にしたいの?」
と聞いてきたので、
どんなふうにって、なにいってんの?
だって増やすって言ったら5000を「1000と4000」に「2000と3000」に分けるとかしかないじゃん、
あとは柄しだいで決めるからさっさと持ってる切手ださんかい!
といった感じなのだが、
よく考えたら種類が最も増えるのは5000を分けるのではなく10000を分けて、
1000、2000、3000、4000にすれば4種類になり一番良い。
ということで、
「1000、2000、3000、4000一枚ずつにして!」
というと、即座に
「ノーポッシブレ!(無理!)」
と大きい声で返事が返ってきた。
「無理?なにが無理なの?切手ないの?」
ときくと
「だってポストカードでしょ、絶対無理だから!」
といわれる。
「何いってんの?とにかく切手見せてよ」
といって見せてもらう。
南米人というか日本人以外なのかわからないけど、
とにかく海外に出ると日本人は計算能力が非常に高いことがわかる。
欧米人など先進国でも掛け算はおろか、引き算すらままならない。
掛け算は日本でいう九九というものがないので、
そもそも掛け算をするとなると5×4なら5+5+5+5だから20というようにまともに足していって計算する、
日本人みたいに即答することはさっぱりできない。
そして引き算もさっぱりできない、
欧米とかのレジでは32ドルのものを買って50ドル払うと、
1ドル札を3枚だされて33、34、35
そして5ドル札と10ドル札で40、50というように足して計算する。
よって引き算というものをこういうときに使わないので2桁の引き算でもかなりダメ、
27ドルとかで52ドルだすと2ドルなんていらないとつき返されることが非常によくある、
そして20ドルと1ドル札3枚渡されたときに、2ドル札をまただして5ドルに変えてというとやっと理解してくれる。
だから欧米人はお土産物とかでも口頭では交渉がほとんどできない、
5つ買ったらいくらとかなどは掛け算がいるし、
そこからいくら引いてくれというのには引き算がいる。
たぶん電卓なかったら欧米人なんて簡単にだませると思う。
またまた話がそれた、
とにかく欧米人でも計算がいまいちできないのに南米人ならいっそうできるわけもない、
だから私は1000+2000+3000+4000=10000になるという計算すらできていないなと確信して、
とにかく切手を見せてもらうことにした。
切手は普通にどの額のものもあった、
これなら全然大丈夫。
「問題ないからとにかく切手売って!」
「無理!(なんとかかんとかで)無理!」
スペイン語聞き取れないけど無理なわけないんだから、
「大丈夫だって!それをくれ!」
「(なんとかかんとかで)無理なんだって!」
とおばちゃんも困った顔してる、
しょうがないので
「1と2と3と4でしょ」
といいながら指を折っていき、10になると示す
でもおばちゃんは無理という、
結局5分ぐらいもめたけどどうにもおばちゃんが譲らないので、
何でダメなんだよー、わかるだろー、
と日本語で文句を言いながらも、
「じゃあ1000と4000と5000ならいいの?」
とだめもとでいってみると、
おばちゃんちょっと考えて、
「それならいい」
といってきた。
意味わかんないよ!
なんだそれは!
パラグアイの郵便局どうなってるんだよ!
いっぱい切手売っちゃだめなのか?
まあとにかく種類も増えたしよしとしよう、
怒りながらだったのでさっさとこの場を離れたくて、
切手を奪うようにしてでていきホテルに戻る。
このあとは観光とかしていて夜になってハガキを書くことにする、
文章を書いてさあ切手をはって宛名書きをしようかなと切手を貼ろうとしたら、
やっとおばちゃんがかたくなに無理といっていた理由が理解できた。

切手めちゃでかい!
郵便局でおばちゃんとやり取りしているときは対象物とかがなくて、
まあ切手なんて小さいだろうという思い込みもあり全然気にしていなかったけど、
いざ張るためにはがきの上にのせてみるとめちゃくちゃでかい!
なんか1枚3×4cmぐらいあるんだよねー、
証明写真じゃないんだからそんなでかいのいらないでしょう、
価格が1000とかだから値が大きい分、切手も大きくなるものなの?
そりゃおばちゃんあれだけ頑固に言うのも当然だよねー、
3枚貼るのだってかなり厳しい、
ましてや4枚なんていったらハガキの半分切手で埋まるよ!
宛名どこに書くんだよ!
といった感じです。
これって1枚で出すの専用じゃないのか?
2枚でも相当スペースを使うぞ。
いろいろどうやって貼るかを考えてなんとか3枚貼って宛名をかなり小さく書いた。
これちゃんと届くのかなー、
宛名より私が出したところを書いた泊まっているホテルの住所とかの方が大きいんだよねー、
Por Avion Japon(日本までの航空便という文章)は赤ペンで囲っておいたけど・・・、微妙かな。
そして郵便局のおばちゃんごめんなさい!
親切に教えてくれていたのに全然理解できませんでした。
普通ならそれなら4枚かって後で困ればいいわ!
みたいに突き放しそうなのに最後まで頑張ってくれてありがとう。
やっぱり南米人は親切な人が多いねー、
良いところです。
投稿者 nabe : 2005年04月22日 20:02
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