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2005年05月01日

料理の鉄人 最終話『カニ編』

5回にもわたって長々と続いてきた料理の鉄人シリーズですが、
今回で最終回となります。

なぜかというと・・・

もうあきた!

作るの時間かかってめんどくさい!

食べて洗い物とかまで入れたら1時間以上かかってる、
そんなにいちいち時間使ってられない!

といのもちょっとはあるけど、

そもそもこれから先は自炊をする必要がない、
できないというのが理由です。

いままでは日本人宿にとまるということで、
そこが非常に不便なところにあり、
自炊するしかないという状況だった、
あとパイネ国立公園ではトレッキングで多少なりとも作れないと困るのでそれもあった、
そしてなんといってもチリは海産物の宝庫でそれを安くおいしく食べるためには料理をする必要があった。

これらの理由で料理をしていたけど、
南米最南端のウシュアイアについて、

これから先は北に上がっていくだけ、
ブエノスアイレスは都会で飯も安く、
そもそもキッチンがないホテルに泊まるのでできない。

このあともキッチンがないホテルに泊まっていき、
ブラジルに入るとサンパウロでそこは日本人街があるので、
日本食を食べに行くので作る必要などない。

このあとさらに北に上がっていくけど、
別に自炊してまで食べたいものなどさっぱりない、
ブラジルは食費はまだそこまで高いわけでもないようだし、
日本人宿もないし、さっぱり作る気にならない。

ということでここウシュアイアが鉄人の修行の最終地点となります。


そんな鉄人の華やかな南米デビューの最後を飾るのは、

カニ!

実はウシュアイアはカニがいっぱい取れるところなんです。

ウシュアイアはアルゼンチン側に属していて、
そもそもアルゼンチン人は牛肉しか食べないというアホな人種なので、
チリではやたら海産物がいっぱいあるのにアルゼンチンではそんなものさっぱりありません。

魚って水族館で見るためのものじゃないの?

といったぐらいなんじゃないでしょうか。
とにかく魚料理というものがほとんどないアルゼンチン、
そんな海産物とは無縁のアルゼンチンにおいてウシュアイアだけは唯一海産物がとっている、
しかもそれが海産物の中でも高級品に属する

カニ!

でもやつらはやっぱりアホなので基本的にそのまま茹でて食べるなんてことはしません、
すべて缶詰にしてしまいます、
そしてそれを日本に輸出しています。

実は日本の会社がここにあってカニを取って缶詰にしているらしいです。

それでもウシュアイアの街中なら一応名物料理としてカニの茹でたものを食べる食べ方もあるようです。

あいつらなんで牛ばかり食べていて飽きないのでしょうか?
それも焼肉とかそんなことにしないんですよ、
ただひたすらステーキを食べるだけ、味覚ないのかな?

なんでも食に変えてしまう中国人をちょっとは見習ってほしいものです。

話がそれましたがとにかくここは日本人バックパッカーの間では、

ウシュアイア = 日本人宿上野山荘 + カニ

というようなところ(私の偏見かな?)、
ただこのカニも日本と同じで1年中取れるわけではないです、
やはり禁漁期間がありとれるのはほんの数ヶ月の間だけ。

それがどうもつい先日終わってしまったようで今は禁漁期間に当たる、
本来なら生きているカニに襲われている写真でもとってやりたかったのですが、
残念ながらそれは無理でした。

でもカニはすでに取ったものを冷凍にしておいてそれをどんどん缶詰に替えている工場があります、
しかもそれが泊まっている宿から15分ぐらいしか離れていない。

1人ではさすがにカニを食べる気にはならないけど、
ちょうどこのときは宿に4人いてじゃあみんなで買って食べようかということになり、
さっそく工場に買出しに行く。


工場の中に入って受付の人に

カニ売ってくれ!

という、
ここは本来は缶詰にするためにカニを取っているし、
そもそもアルゼンチン人はカニを基本的には食べないので買いに来る人なんてまずいない、
どうも日本人だけが買いに来ているような感じ。

話によると身だけをとった缶詰にする前の真空パックしたものがあるとのこと。

そんなんじゃ話にならん!

殻だ、殻つきじゃないとだめ!

だって写真撮りたいじゃんやっぱり、
そしてカニといえばあの食べにくい殻から実を取り出す過程こそ、うまさを引き出す最高のレシピ

などとわけのわからないことを鉄人は妄想しながら、
とにかく殻つきのを売ってくれという。

すると冷凍のものがあるからどれぐらいほしいの?といわれた。

どれぐらい?
そもそもカニって普通の大きさでどれぐらいの重さになるものなの?
さっぱり見当つかないよ。

現物見せてくれというと工場から持ってくるから5分まってとのこと、
その間に1kgいくらとかを教えてくれた。

そして持ってこられたカニは、

でかい!
でかいぞ!
まさにこれこそカニだ!
しかもズワイガニっぽいぞ!

3人で買いにいったんだけどみんな舞い上がってました。

もってきてくれたのは結構大きくて2.5kgぐらいあるらしい、
でも実際身はというと1kgぐらいしかないよといわれた。

うーん4人で1kgだと一人250g、
ステーキだったら十分な量だけどカニだとどうなんだろう?
カニは結構食べられそうな気がする、
せっかく食べるのにちょっとしか食べられなくて満足できないのもいまいち、
そこで写真用の殻つきのカニとあと身だけの真空パック1kg買うことにする。

これで112ペソ(約40ドル)、一人だと10ドルぐらいなのでアルゼンチンの物価からするとちょっと高い、
でも見た目にもカニは相当な量がある、ズワイカニ食べ放題でこれなら安いだろう。

そのあとは私ともう一人はセントロに用事があったので別れて夕方に戻ってくる、
みんなが集まったところでさあ料理開始!

とはならず、
まずはもっとも重要な写真撮影大会!

カニの広告でも作るつもりか?
というぐらいみんなで1つのカニを取り合っていっぱい写真撮った。




そして料理を開始する、
でも実はこのカニは一度茹でたものを冷凍している、
だからすでにほとんど調理が終わっていてあとはただ解凍するだけ、
鍋にお湯を沸かしてさあ入れようと思ったけど、

カニでかくてはいんねー!

もっとでかい鍋ないのかよ!

とみんなで必至に探したけどなくて泣く泣く足を取ってバラバラにして鍋に入れる、
あのままみんなで直接むしりながら食べたかったのに・・・



それでも鍋に入りきらなくて、
足の部分と体の部分に分けて解凍する。

あと真空パックになっているものはそのままお湯に入れて解凍すれば完了。

そしていよいよカニを食す!

改めてみてもすごい量、
殻つきのものだけでも相当ありそうなのに、
そこにあと身だけで1kgもあるのだからかなり気合入れて食べなければいけない。

カニがあればあとはご飯さえあればいいだろうとご飯は1人1合で4合炊いておいた、
でも食べ始めたらご飯はあっという間になくなり足りなくなって追加で2合も炊いた。

そしてカニはというと・・・

めちゃくちゃおいしいです!

当然といえば当然だけど、それにしてもおいしい。
そもそも日本でもカニを食べることなんてほとんどない、
さっぱり記憶にないので数年以上は食べていないだろう、
それをこんな世界の最果てでたべれるとは・・・



あまりのおいしさに言葉をうしなってみんな黙々と食べてました。

やはり1人500gは結構な量で、
食べきろうと思えば食べきれたけどせっかくなので明日用に私は残しておく、
他の人はすべて完食していた。

こうして鉄人の最後の修行

カニ料理

が終了した。


となるとなんにも料理していないじゃん!
ということになるのでカニを残しておいた。

そして鉄人が作る料理は

カニ雑炊

イメージ的には簡単に作れるのではないだろうか?
とおもって適当に作る。

とりあえず米を炊いて、
出来上がったら昨日カニを茹でたスープがあり、
これがかなり良く出汁がでていたので、
そこに炊いた米を入れる、
あとは卵を2つぐらいといて入れてコトコト煮込んでいく、
雑炊っぽくなったところで火を止める。



カニ雑炊の完成。


早速食べてみると、

これまたすごくおいしい、
まあ食材がいいからよっぽど変なことをしない限りまずくなるとも思えないが、
とにかくおいしく鉄人の最後を飾るのにふさわしい料理となった。

こんな感じで鉄人の修行が終了しました、
いろいろ作ってまあちょっとだけ料理ができるようになったかなーといった感じです。

ちなみにこれ以外にもカレーも食べました、
これも日本人宿ででも一度作ったものを冷凍してあったので、
鍋であたためてご飯にかけるだけなのでインスタントみたいな感じでした。

でも南米で日本食屋でカレー食べたけどまずくて、
おいしいカレーを食べたいなーと思っていたので、
あまりにもおいしくて三夜連続カレー食べてました。


修行の期間は純日本食みたいなものばかり食べていたので食事が楽しみで仕方なかったです。
でもその分太ったのかな・・・。

ブラジルのサンパウロまでは日本食がいっぱい食べられそうなので、
しばらく日本食三昧でいこうと思います。(でも自分では作らないけどね)


投稿者 nabe : 2005年05月01日 16:27


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