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2005年06月08日

アマゾン川下りの旅2 4日目

『川賊?』

朝5時にカルロスがまた活動を始める、
そしてまだ外も暗いのに出て行く。

こんなに早く起きていつも何をしているのだろうか?
日中も部屋にはさっぱりいないし、
夜寝に帰ってくるだけみたいなもの。

これならハンモックでも変わらないんじゃないのか?

よくわからないおじさんだ。

そして昨日と同じように午前6時にまた部屋がノックされる、
どうやら朝食のようだ、面倒なので居留守を使ってやる。

しつこくたたいていたけど何とかやり過ごすことができた。

そのまま寝ていて午前8時に起きて外に出てみる、
また川幅は結構狭くなっていて100mぐらいさきに岸が見える。

今日もアマゾン川は変わらない風景だなー、
思っていたそのとき!

岸から小さい手漕ぎのボートが船に向かってくる。
それも岸のあちこちからでかなりの数。

やばいよ、海賊だよ!

いやここは海みたいにでかいけど一応川だから

川賊?

になるのかな。

そんなことを考えている間にもボートはどんどんこっちに向かってくる。

どうも原住民の人たちみたいだ、
通行料とか取られるのか?
それとも金品を強奪しにきたのか?

近づかれる前に撃たないと!




川賊、あちこちから出没してくる

と思ったけど、
よく見るとボートに乗っているのは子供と女の人だけだった。

うーん、難民かな?
このジャングルの奥地に隠された収容所みたいなのがあって、
そこで強制労働させられていた人たちが命からがら逃げてきたのか・・・。

という空想(妄想)にひたっていると、
船の客がそのボートに向かって何かが入ったビニール袋を投げていた。

届け物か?

まあこの船は輸送船でもあるからなー、
でもこんなジャングルの中で届け先の人なんてわかるのか?
郵便番号なんてなさそうなんだけど?

宝の地図みたいな住所になりそうな感じがするんだけどなー。


でもみていると来ている人すべてに投げているわけではない、
それどころか来ている人の数より投げている数のほうが圧倒的に少ない。

はて、これはどういうこと?

さらに眺めていると、
なんか投げられたビニール袋を取り合ったりもしている。

どうやらこれは原住民の人たちへのプレゼントみたい。

乗客があらかじめ買ってきておいてあげたりしているようだ。

でもそんなにいっぱい投げているわけではなく、
でも原住民の人たちは船が通るとボートを漕いでやってきていた。

このあと日が暮れるまで定期的にボートが船に近づいてくるという光景がずっと見れたみたい。

私もなんか投げてあげればよかったのかなー、
でもたいしたもの持ち合わせてないからねー。

ボールペンとかじゃダメなのかな?
エジプトとかだと結構うけるんだけど・・・。


そのまま起きてまたパソコンをやる、
すると午前10時半ぐらいに食事を知らせる鈴が鳴る。

でもこんな時間に昼食はないよなーと無視していたら、
またおばちゃんが呼びに来て本当に昼食だった。

いつも午前11時で早いと思っていたのに、
今日はさらに早くなるとは。

ベレンが近いからやる気なのか?
(そういう問題でもないけど)


食べて少し休憩してまたパソコンをやる、
ひたすらこもってパソコンをやっていた。

そして午後4時過ぎにまた鈴が鳴る。

いくらなんでも午後4時はないでしょ、
おやつかなんかじゃないの。
とまた無視してたら、

15分後ぐらいにおばちゃんがやってきて
食事だ!
といわれた。

今日はやたら早いなー、
まあしょうがないのでいくとハンモックのテーブルには食事が出ていて食べていたけど、
カマロッジのテーブルにはまだでてきていなかった。

パソコンのやりすぎでつかれたし、
川と岸を見ながら待つ、
また川幅はいっそう狭くなっていた、
この分だと結構早くベレンにつくのだろうか。

ハンモックだったら早くついてベットでゆっくり寝たいけど、
カマロッジだったらエアコン付いてるし、高い金払ってるからもう1泊していきたい。

船壊れねーかな。


『覆水盆に返らず』

そんなよからぬことを向こうの方から女の子が歩いてきた、
そして

ハーイ、マサ!

と声をかけてきた。

おお!
これはかなりかわいい子だ!

南米特有の黒人とは違う褐色の肌に黒い長い髪、
まさに南米美少女とはこんな子のことをいうんだよなー。

こんなかわいい子に声をかけられるなんて今日はラッキー!
と思って喜んでいたけど、
よく考えると・・・

何でこの子、私の名前を知ってるんだろう?

この船に乗ってからはほとんど部屋にこもっていてあんまり歩き回っていない、
そしてカマロッジだから部屋はカルロスしかいなく、
他のブラジル人とかと話す機会はほとんどさっぱりなかった。

おかしいぞ?
この子が名前を知っているはずがない!

決定的な矛盾をみつけたことだし、
ここは

異議あり!

と裁判長にでもいわなければ・・・。

ちょっとゲームのやりすぎでねー、
逆転裁判も3にはいっちゃったからなー、
ひたすらゲームで矛盾を見つけてはそれを指摘するなんてことしてるからねー。

まあそんなことはこの際どうでもいい、
とにかくこのブラジル美少女は何者なの?


そこでそういえば昨日・・・

とやっと記憶がよみがえる。

すっかりわすれていて(ゲームのやりすぎかな)
昨日の3日目の日記には書かなかったけど、

昨日の午後3時過ぎのこと。

カルロスがふらっと部屋に戻ってくる、
そしてなぜかわからないけど
自分のベットに他の人がきて寝てもいいか?
といってくる。

ポルトガル語なので理由とかを説明してくれているのかもわからないけど、
とにかく他の人が来て寝るけどいいか?ということだけはわかったので、
まあ別にカルロスのベットに誰が寝ていてもあんまり関係ない。

ただパソコンを使っているので、
人が来るとパソコンを持っていることがその人にはばれてしまう、
まあでもさすがにここで盗難とかはありえないだろうし、
船の人全員に知られるわけでもないし、1人ぐらいならいいか、
と思い、

全然問題ないよ。
といっておく。

するとカルロスは部屋を出て行った。

しかしカルロスが出て行って改めてよく考えてみると、

なんか変だよなー、
なんでここで寝るんだろう?
寝るなら自分のハンモックで寝ればいいんじゃないのか?
カマロッジで寝てみたいのか?

まあどうでもいいことか。

そのままパソコンをやっていると、
鍵を開ける音がしてドアが開いた。

そこに立っていたのはブラジル美少女だった。

そういえばこのときあってた、
ブラジル人はかわいい子が多いからぱっと見ただけだと、
ああまたかわいい子がいるね、ぐらいにしか思わなかったけど、
近くにきてよく見たらその子だった。


ああ、あの時の子か、
ようやく思い出して、
こっちも挨拶をする。

でもよく考えたら名前聞いてなかった、
そして私もいってなかった。

やっぱり名前の謎は残ったままだ、
まあでもブラジル美少女と話せるならどうでもいいこと、

でもポルトガル語なのでほとんど理解不能、
なんか日本がどうだこうだ、
私はなんとかかんとか、
といっていた。

数少ないブラジル人とのコミュニケーションのチャンスなので、
せっかくだからと私も頑張って話してみる、

もしブラジル美少女じゃなくても、
そこいらのおっさんでもちゃんと頑張って話したよ(たぶん)

この子がかわいいから頑張ったというわけではないのであしからず。


まあ何はともあれ名前は聞いておかないと、
といことで話をさえぎって名前を聞く、

すると知らないの?
といわれた。

えっ、知らない?

はて?
昨日はきいた記憶はまったくないぞ?
そもそもあんまり会話もしなかったからな。

どういうことだろうか?

なんか謎がどんどん増えていくんだけど、
この事件ちゃんと解決するのかなー。

まあとにかく名前を教えてもらう、
名前は、

リンダ

だった。

リンダちゃんかかわいい名前だねー、
次に歳を聞いてみる。

女性にいきなり歳を聞くのもどうかと思うでしょうけど、
なにせポルトガル語なので、
こっちから話せるのはこんなぐらいの内容なんでしょうがないんです。

歳は18歳だった、
ふーん見た目はもう少し若く見えるんだけどそんなもんなんだ。

あとは・・・
スペイン語でしかわかんないや。

するとまたリンダちゃんが話をしてきた、
なんか私があなたなんとか、
あなたうんたらかんたら。

うーん、だめだ、全然わかんないよ~ん。

ポルトガル語は聞き取るだけでも大変だからなー、
しまったー!もっと勉強しておけばよかったよ・・・

そこへカルロスがやってきた、
カルロスがくれば情況が好転する!

などということはさっぱりなく、
むしろ悪化する。


というのもカルロスはポルトガル語しか話せない、
そして私はポルトガル語はさっぱりわかんないよ、
スペイン語なら少しわかるから。
というと、

その瞬間だけスペイン語が入ったポルトガル語で話す、
でも1分後にはそれも忘れてポルトガル語になる。

それだけでも困るんだけど、
話がマシンガントークなんだよねー。

どう考えてもその日常会話的な発音で、
ブラジル人同士が話すようなスピードで、
しかもかなり長い文章とかをいくつもいっぺんに言われても、

わかんねーよ!

始めの方は頑張って聞き取ろうとしていたけど、
あんまりお構いなしのトークなので、
もうあきらめて適当に聞き流すことにしていた。

そんなカルロスがやってくるということは・・・

マシンガントークが始まってしまう!

やばい、カルロス、今は勘弁して!
あとで聞くから今だけは、今だけは見逃してくれーーー!

私の必至のアイコンタクトはさっぱり伝わらなく、
トークが始まってしまう。

もちろん聞き取れないし、聞き取ろうともしていない。
でもなんか話をしているとリンダちゃんとも話をしている。

カルロスは一日中狭い船の中を歩き回っているだけあって、
なんか船の中にやたら知り合いがいる、
どうやらマシンガントークはブラジル人には受けがいいようだ。

そんなカルロスなのでリンダちゃんと知り合いでも全然おかしくない、
まあそもそも昨日の夕方カルロスのベットに寝に来たぐらいだから、
知り合いじゃないとおかしいか。

そしてリンダちゃんと話をして、
また私にも話をしてくる、
うーん、なんか伝えようとしているみたいなんだけど、
なにせマシンガントークなので無駄が多いんだよねー、
しかも理解していないのに次の会話に入っていくんだよねー。

そんな会話のキャッチボールどころか、
ホームランボールをとりに行け!
と言われているような会話が1分ぐらい続いたら、

リンダちゃんが、
じゃあ私は食事を食べに行くから、
といって向こうに行ってしまった。

カ・ル・ロ・ス!
時と場所を考えろよ!
いい年してるんだからわかるだろ!

でもそんなポルトガル語話せないし、
そもそもカルロスのトークに口を挟める余地などない。

なんか罰ゲームを受けているような感じで、
話が続く。

するとカマロッジのテーブルに食事が出てきた、
これはラッキーと、

カルロス、メシだよ、メシ!

といって会話をさえぎってなんとか逃げ出すことができた。


それにしてもせっかくの楽しいひと時の安らぎの会話を邪魔されるとは・・・、
でも昨日カルロスがベットを貸してあげたから知り合いになったんだから、
カルロスのおかげでもあるからなー。

まあ少しは話もできたしいいか。

食事を食べ終わって部屋に戻ってまたパソコンをやる。

カルロスは食事が終わってもそのまま戻ってこない、
そしていつもより早く今日は午後8時過ぎに部屋に戻ってきた。

ドアを開けて部屋に入ってくると、

ボン・ノイテ(こんばんは)
と挨拶してきたので、

こっちも
ボン・ノイ・・・
といっている最中からマシンガントークが始まる。

わかんねーよ、カルロス・・・、
というかもういいよ・・・。

と思っているけど、
なんかカルロス頑張っているので聞き取ってみることにする。

それによると、
今日の夕方の女の子がなんとかかんとか・・・、
あの子が君にどうたらこうたら・・・、
それで昨日はどうしてこうした・・・。

うーん、やっぱりほとんど聞き取れないけど、
おぼろげにわかったことは、
もしかしてー、

リンダちゃんは私に気があったのでは!

ということ、
カルロスのマシンガントークだけではわからないけど、
このときののカルロスはちょっとやる気でジェスチャーとかも入っていた、
なんかそれによると抱きしめたりとかキスしたりとかいろいろしてた。

始めのうちは、

カルロス、もういいおじさんなんだからちょっと行動も考えようよ・・・、

と冷めた目で見ていたけど、
かなり頑張っているので話していることも聞いているとそんな感じになってきた。


思い起こせば昨日・・・

リンダちゃんが部屋に入ってくる、
ちょっとだけ挨拶をする。

そしてリンダちゃんはカルロスのベット(2段ベットの下側)に寝る。

うーん、なんでこんなところで寝るんだろう?
まあハンモックに飽きたのかな?
と思っていると、

リンダちゃんが起き上がってきて、
「この部屋暑いわねー」
といってくる。

暑い?
クーラー効いてて27℃だからちょうどいいぐらいじゃないのかな?

でもハンモックだと船が走っていると風が良く当たるからかなり涼しい、
まあそれから比べると確かにちょっと暑いのかな?

でもだったらやっぱりこんなところで寝る必要ないんじゃないの?
私もハンモックが張れたら昼寝は絶対ハンモックでするよ。

かわいいけどよくわからない子だなー、
と思っていると、

「本当に暑いわねー」
といって立って、
Tシャツ脱ぎ始めた。

え?
と思っていると、
さらにハーフパンツも脱ぎだした。

どういうこと?
ブラジルではこんなのもありなんですか!

完全下着姿なんですけど!

そしてまたベットで寝始めた。

カルロス・・・

たまには役に立つじゃないか!
でかしたぞ!

これは思わぬラッキーだった。

そして1時間ぐらいリンダちゃんは下で寝ていて、
おもむろに起き上がってまた服を着て出て行った。

うーん、1時間だけ寝るの?
まったくよくわからない子だなー、
まあ私は得したからいいんだけどね。

と思っていたけど・・・


もしかしてあれは誘われてたんですか!


そういえばブラジルではなぜか日本人がもてるという話しを聞いたこともある、
なぜか知らないけど日本人はブラジル人女性の受けがいいらしい。

頭よさそうに見えるのと金持っているからとどこかで聞いたような・・・。

そしてブラジル人女性はかなり積極的でむこうからもどんどんアプローチをかけてくる、
ということを聞いたこともある。

まあでもそんなのただの噂話だと思ってた。

でもこれが起きた後だと・・・

本当だったのか!


そしてやっと私は理解したけど、
カルロスはまだ頑張って説明してたよ、
理解してみるとカルロスが言っていることもちょっとは聞き取れるし、ジェスチャーの意味もわかるよ。


でもね、カルロスー

そういうことはー


あのリンダちゃんが部屋に来る前にしっかり説明していかんかい!

いまになって一生懸命説明しても遅いだろうが!


なんであの時は見合いのときみたいに、

じゃああとは若いお二人に任せて・・・

みたいなニュアンスで適当な説明でいなくなったんだよ!
あのときこそ今の説明が必要だろうが!


思い出してみると、
リンダちゃんに名前を聞いたときに、
知らないの?と聞き返された、
あれはもしやカルロスに紹介しておいてといっていたのでは?
そんな話とかさっぱりなかった。

使えねーよ、カルロス!

もう午後8時過ぎててみんな寝ちゃってるよ、
そしてたぶん今日の夜にはベレンについてこの船旅終わっちゃうよ・・・。

カルロスのバカ!

カルロスまだ頑張って説明していたけど、
今理解したって遅いよ。

本当は今日も遅くまでパソコンやっている予定だったけど、
がっかりでふて寝してそのまま寝てしまう。

まさに「覆水盆に返らず」

リンダちゃんが・・・
ああ僕のリンダちゃんが・・・、

悲しい恋(?)の物語を思い出して感傷にひたりながら4日目の夜が過ぎていった。

まああくまでカルロスのマシンガントークとジェスチャー、
そしてリンダちゃんの話の断片的な理解からの推測だけどねー、
リンダちゃんも本当にただ暑っただけかもしれないし、
実際のところはどうだったのか・・・

謎は結局謎のまま終わってしまった。


投稿者 nabe : 2005年06月08日 15:15


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