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2005年06月09日
アマゾン川下りの旅2 5日目
『ついに現地人に勝つ!』
6月6日
船は予想に反してベレンには昨日のうちにはつかなくて夜の間も走っていた。
夜の10時とかについてじゃあでていってください!
なんていわれたらどうしようかと思っていたのでちょっとほっとする。
ガイドブックとかの情報だと深夜についた場合は、
そのまま次の日の朝まで船にいてもいいことになっているらしく、
さすがに午前0時を過ぎたらもう大丈夫だろうと一安心。
でも寝ていると午前5時ぐらいに船がやたら警笛を鳴らし始める、
そして外が騒がしくなってきた、
カルロスはいつもどおりに起床していて外に出て行く、
そのときにチラッと外が見えた。
そとはもう明るくなっていた。
ああそういえばほとんど真東に1500kmぐらい移動したんだった、
経度でも10度以上も変わっている、
15度で1時間ずれるんだからそれぐらい日が上るのが早くなってもおかしくない。
南米の移動は南北への移動がほとんどだった、
これだけ東西に移動したのはこの移動が始めて、
またまた改めて南米の大きさを実感した。
それでもまあいいやと寝ていると、
ドアをガンガンたたかれる、
無視しているとまたたたかれる。
このたたき方は・・・
食事のおばちゃんだな
今日はさらに張り切ってこんな時間に食事か?
また居留守を使おうとしたら、
カルロスが鍵をかけていかないで出て行っていてドアを開けて入ってきた。
そして
ベレン!
ベレンについたよ!
と私を起こして出て行った。
えー、ベレンについちゃったのー。
タイミング悪いなー、
こんなに朝早くにつかれてもそれはそれで移動が大変なんだけどなー、
どうせ遅く着くなら午前7時とかについてくれればいいのに・・・。
そのまま居座って寝ようかと思ったけど、
とりあえずベレンの港はどんなものかなーと外に出てみてみると、
もう目の前だった。

ベレン港
一応ここがアマゾン川の最下流の1つなので、
アマゾン川の最後の色は黄土色でした。
そしてハンモックの人たちとかは荷物まとめて降りる列を作っていた。
これはさすがに追い出されるな、
いそいで荷物をまとめる。
カルロスも戻ってきて荷物をまとめていた。
船はすぐについてみんなおりだしていた、
荷物をまとめるのにちょっと手間取って15分ぐらい遅れる。
カルロスもちょうど一緒に荷物をまとめ終わった、
そして部屋を出て行こうとしたら、
チケットが要るよ
といわれる、
チケット?なんで?
とカルロスに聞いてもポルトガル語だから理由はわからなかった。
まあとにかくいるなら出しておこうと財布からチケットを出す、
するとカルロスがどれどれ?と見てきて、
200ヘアルか・・・
とつぶやく、
カルロスはいくらなの?
と聞いたけど、
なんかうやむやな返事が返ってくる、
いつものマシンガントークはどうしたんだ?
怪しい!
ちょっと見せてみなさい!
とカルロスが手に持っていたチケットを見る、
そこには・・・
230ヘアル
と書いてあった。
勝った!
ついに勝った!
現地人(ブラジル人)に勝ってしまいました!
いやー、これで私の交渉術もかなりのレベルに達していることが証明されたことになる。
南米ではかなり鍛えられたからねー、
アルゼンチン、チリだけはヨーロッパみたいで交渉という雰囲気ではなかったから、
交渉をしなかったけど他の国ではいっぱいしたからなー。
私もついにこのレベルにまで達したか・・・
ちょっとしょぼんとしているカルロスを横目に、
やたら笑顔で私は部屋を出る。
でて船を下りるところで乗員がこのチケットを回収していた。
1つは無賃乗船を防止するためにおりる時にチケットの最終確認をしているのだろう、
船は結構途中で止まっているから乗り降りもそれなりにあるし、
見送りの人とかも乗ってくるからありえないこともなくはない。
でもこれだけなら確認するだけで回収する必要はないといえる。
まあ考えてみれば私もおんなじことを必ずするだろう、
ブラジル人も意外と馬鹿じゃないねー、
経営者クラスになれば当たり前かな。
隠された2つめの理由は、
船の運賃がばれないようにすること。
チケットを持って返られてしまうと、
次に乗るときにそれを見せられるとすごく困る。
そしてさっきみたいに間違いなく乗っている人たちがそれぞれ違う値段で乗っている、
それでチケットなんか持ち帰られたら、
すぐに一番安い値段がいくらかなんてばれてしまう、
しかも証拠つきで。
ある程度はばれるのはしょうがないけど、
それでもさっきみたいにブラジル人ですら本当の値段は把握していないので、
知らない客からは多くとることができる。
そのためにもできるだけ値段の情報は少なくしておいたほうが良い、
ということで全部回収するのだろう、
回収するのなんて全然手間じゃないしね。
意外と考えてるよブラジル人もちゃんと。
船を下りたのは午前6時、
ここはベレンの町のセントロからはちょっと離れている、
とりあえず港を出てどうやって移動するのか考えようと歩いていく、
すると向こうに
リンダちゃんが!
これがまさにラストチャンス!
と思ったんだけど、
リンダちゃんは1人ではなくお母さんと乗っていた。
まさに今降りたばかりなんだから、
もちろん一緒にいるわけだ、
まあ当然といえば当然、考えるまでもないこと。
なのでちょっと挨拶をするぐらいだった。
しかも話をしているときにカルロスがやってきて、
またしても話が途中で終わり、
リンダちゃんはそのままどこかへ去っていった・・・。
カルロスの話をさえぎって、
無理やり別れを告げて外に出る。
でるともうバスが走っている、
午前6時でしかも結構走っている、
やっぱりここもマナウスと同じで6時からラッシュアワーなのか?
バスでいこうかなーと思っていたらタクシーが声をかけてくる、
もちろんタクシーなんか高いから乗らないぞ、
と思っていると、
このタクシーは他にも3人乗っていた、
どうやらここだけは臨時で乗り合いタクシーとしてやっているみたい、
5ヘアルといわれて、
乗り合いタクシーにしてはちょっと高くないか?
と考えていたけど、
運転手は何にも行ってこないのでどうやらこれが適正価格のようだ、
まあ200円ぐらいだし歩くのめんどくさいし、ホテルの前まで行ってくれるのだからと乗る。
ここからセントロまでは2kmぐらいしかなく10分もかからないでつく、
ホテルはガイドブックにはたいしたものが乗っていなかったので、他の情報ノートに書かれていたホテルにいく。
つくとまだ午前6時20分ぐらいなのに人がやたら歩いている、
いくらなんでも早すぎないか?
と思っていたけど、
よく考えたらここはすでに7時20分だった。
ブラジルには3つの時間がある。
1つはこの前までいたマナウスとかが属する時間
もう1つは首都ブラジリアとかサンパウロ、そして大西洋岸の都市などほとんどの都市が含まれるブラジル標準時
これはマナウスよりも1時間進んでいる。
ちなみにもう1つはリオブランコというブラジルの西端の都市だけの時間
ここはボリビアのラパス、やチリのサンチャゴとほとんど同経度に当たる、
さすが南米一大きい国ブラジル、その規模も半端じゃないです。
南米でブラジルと国境を接していない国はエクアドルとチリだけだからねー。
まあとにかく時差が出てきていて1時間進むのでもう完全にラッシュアワーの時間だった。
なのでホテルももう空いていて中に入っていく、
かなりボロいホテルだったけど、
一泊10ヘアルとこれまでのブラジルの中で最安値だったので泊まることにする。
部屋に入って荷物を降ろしたらもう7時45分(ベレン時間)、
朝から動いていたのと昨日は船の揺れがちょっと酷かったのであんまり寝れなくて、
かなりつかれてそのまま寝る。
こうして今回の船旅もまたいろいろありながら何とか無事終了しました、
結局、約84時間でついてしまいました。
サンタレンで12時間ぐらい泊まっていたのを除くと丸3日でついてしまったことになる。
結構距離がある割にはかなり早かった、
まあ下りなので早くなるのでしょうけど、
それにしても1回目に比べるとかなり早い。
思っていたよりもアマゾン川の旅もたいしたことないです、
まあカマロッジだったから楽だったというのもありますが・・・。
そしていよいよ南米大陸の西端へと向かっていきます、
西端に着いてしまうと旅もほとんど終わり、
日本がどんどん近づいてきている・・・
投稿者 nabe : 2005年06月09日 15:19
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