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2005年06月28日
山とホットシャワー
6月28日、旅行201日目にやっと山にたどり着きました。
まあ山といっても標高1000mのどこにでもあるようなところなんだけど、
ブラジルは基本的に平野ばっかりなのでブラジルでは貴重なところ。
ボリビアを出たのが3月の初めて、
それ以来標高の高いところはいくつか行ったけど、
町が大きすぎて山なんだか平野なんだかわからないところばかりだった。
そしてひたすら平野の町を巡ること約4ヶ月、
もう平野は飽き飽きで
とにかく山が見たい!
そして山に囲まれた高原の田舎町に泊まりたい!
という思いが強くなり、
旅行半年が近づいたころにベネズエラから命からがらブラジルに逃げ帰ってきて、
今後の予定を考えていたら、
ブラジルにも高原の田舎町があることが発覚!
まあいくらブラジルが平野の国といったって山がないわけではない、
むしろブラジルの中央部はほとんど山なので1/3ぐらい山がある。
でもそのあたりに旅行者が行くような町はさっぱりない、
なにせもともとポルトガルからの植民地なので、
主だった町はすべて大西洋岸にある。
いくら山が見たいといっても、
地図もないどこの町かもわからないところにまで行って見たい、
とまでは日本への帰国も近くなってきたこの時期には思わない。
でもブラジルの中央部で唯一といってもよいぐらいの見所が1つだけある、
それは
首都ブラジリア
南米の国はいったところはすべて首都を回っていて、
あの超危険なベネズエラの首都まで命がけでいっている。
これだけブラジルをいろいろまわっているのだからもちろん首都にはいっておきたい。
しかもこの首都というのが非常に変わっていて、
先に書いたようにブラジルは植民地なので基本的に海岸沿いにしか大きい町がない、
じゃあなんで首都がブラジルの中央部のまわりにまったく大きい町がないようなところにあるの?
ということになる。
答えは簡単で、
つい最近無理やり作ったから。
なんかねー、
ある日の昼下がり大統領が突然
首都を5年で作る!
とかいいだしたらしいよー。
そして本当に村すらない荒野だったところに5年でつくっちゃったらしいよー、
すぐにそれまでの首都リオ・デ・ジャネイロから移してしまったらしい。
ブラジル人すごいよねー、たった5年で首都を移転させるなんてねー、
日本なんて首都を移転させようかという議論ですら10年以上かかっているのにねー。
そして普通の国ならやっぱり海岸沿いのアクセスの良いところに作るのに、
大統領は何を考えているのか
めちゃくちゃ交通の便が悪く、
そして周りに大きい町がさっぱりない陸の孤島のような、
ブラジル中央部の荒野に首都の建設地を選んだ。
ということでブラジルのあらゆる主要都市から最低でも
1000km
も離れているという至上稀に見ない不便で土田舎な首都が誕生した。
まあある日の昼下がりに突然ということはさすがになくて公約かなんかだったんだろうけど、
それにしてももう少し場所はちゃんと選べなかったものなのか?
まあブラジルの中央に位置するから、
ある意味ではあらゆる都市から近いともいえるんだけどねー。
で、遷都から約40年が過ぎた現在ではというと・・・
全然田舎デース!
土田舎デース!
まあ確かに官庁とかのビルは立っているんだけど、
他にオフィスビルとかほとんどないんだよねー、
あるのは中高級ホテルだけ。
でも暇そうにしてたよー、
客いないのかなー。
中心の通りから1kmもはなれたらすべて一戸建ての家ばっかり、
土地よっぽど余ってるんだねー。
そして5kmもはなれたらまわり森と山だねー、
自然豊かなところに作ったもんだよねー。
いろんな国に行ったけどこんな田舎の首都ははじめて、
まあ世界第五位の面積を持つ国だからできることかもしれないね、
あらゆる主要都市から1000kmも離れたところを持つ国なんてほとんどないしね。
他の国も国自体がそこまで大きくないから田舎に作りようがないとも言える、
でかい国は田舎に首都を作るものなのかな?
オーストラリアもキャンベラとかいうよくわからないところが首都になってるしねー。

ブラジリア
計画都市なので道とかは整備されていて綺麗
でも田舎なんだよねー、すっごく!
まあブラジルの首都の話はどうでも良い話、
ただあまりにも田舎だったもので誰かに聞いてもらいたかっただけ。
とにかくブラジルの首都が中央部にあり、
首都でもあるし人工都市として世界遺産にも登録されているようなところ、
もちろんここはルートに入っている。
そしてガイドブックを見ているとその南のリオ・デ・ジャネイロとの中間ぐらいに、
オーロ・プレット
という町について書かれていた。
ここも町が世界遺産に登録されているということでのっているみたいだけど、
もちろん町の世界遺産は基本的にたいしたことないのでそんなに興味はない、
でもここは標高1000mの高原に位置していて、
町もかなり小さくて田舎で周りは山に囲まれている可能性が非常に高い。
ここだ!
ここ以外にブラジルで山の町に泊まることなんてありえない!
ということで1ヶ月も前からこの町を非常に楽しみにしていた、
というか心のよりどころになっていたかな、
なにせマナウスからひたすら30℃を超えるような暑いところばかりで、
オーロ・プレッとまで行けば南にかなり下がるし標高も高いから涼しくなるはず!
という感じで暑さに耐えてきていた。
そしてブラジリアにたどり着く、
ブラジリアも標高は高くて1000mぐらいある、
なのでまあそれなりに涼しくて23~25℃ぐらいとなかなか快適だった。
田舎だけどビルもそれなりにあるし、やっぱり高原の田舎町には程遠い。
しかしここでついにシャワーがお湯に戻る。
最後にお湯のシャワーを浴びたのはいつだったかなー、
記憶にあるのは確かカンポグランジ、
サンパウロから北上していってパンタナール湿原の入り口となるブラジル3都市目の町。
それが5月の上旬ごろの話だから、
1ヵ月半以上、水シャワー!
だったことになる、
途中にアマゾン川シャワーも数日含んでいたねー。
まあ確かに暑いからいいといえばいいんだけど、
日本と違って夜は27℃ぐらいまでちゃんと下がるから、
夜に浴びるとちょっと冷たかったりする。
ましてやその日が曇っていて気温が上がらなかったら、
夜に浴びるのはかなり大変。
暑いところでも水はやっぱりちょっと冷たいよねー、
毎日プールに入ってるような感覚だもん、
いくらあつくてもプールに入るときはどうしてもちょっと冷たい、
それを毎日、しかもプールと違って慣れたころにはもう洗い終わっている。
オーロ・プレットにいくまで水シャワーかなーと思っていたら、
ブラジリアも標高が高くて冬に気温がかなり下がるときもあるようなのでお湯になっていた。
まあどんな町でもそれなりのホテルに泊まれば当然お湯なんだけど、
安宿は経費節約のためか水のみ、
しかしこのブラジリアの宿も安宿かというと微妙。
なにせ一泊35ヘアルもする、
それまで25ヘアル以下が基本で20ヘアル、15ヘアルがほとんどだったので、
私の中ではちょっと高級なホテル?見たいな感じ。
ブラジリアは首都で他に何もないからか、
官庁の町でほとんど高級ホテルばっかり、
ガイドブックには100ヘアルが手ごろな料金とか書いてある。
何泊分だよそれ・・・
ガイドブックの最安が60ヘアルなのでブラジリアのホテルは本当に困る、
まあインターネットで少しはなれたところに、
安いポサダと呼ばれる安宿があることを見つけておいたのでなんとかなったけど、
それでも35ヘアル、困った都市なブラジリア。
なんかすぐブラジリアの話になる、
それだけいろいろ印象が深い町なのかな。
とにかくここでやっとお湯のシャワーを浴びることができた、
久しぶりに浴びるお湯のシャワーは普通の温度なのにかなり暖かく感じました。
でもここは電気シャワーだった、
日本ではほとんどガスでお湯を沸かすけど、
南米ではこの電気シャワーというのが結構ある。
普通の蛇口の先にその電気でお湯を作る装置(かなり小型)をつけてあとは電源をとるだけ、
お湯の温度は一応2段階メモリで調整できて、
それと出す水の量で多く出せばあまり温まらずに出てくるというように調整できる。
大体ぬるいお湯が出てくるので、
一度電源を入れるために多めに水を出して入ったら、
電源が落ちない範囲でできる限り絞ってやると暑いお湯が出てよい感じになる。

電気シャワー
結構簡単につけれてお湯が出るので便利
これは1つ20ヘアルぐらいと1000円もしないで売っていてかなり安い、
こんな安いんだから安宿でも十分つけれるのではないのかと思うのだが、
暑いところでは水で十分という考え方なのだろうか?
ただこの電気シャワーにも1つだけ、そして最大の問題点がある。
それはたまに漏電していること。
南米人ただ装置をつければいいと思ってるんだよねー、
電線をつないでいって、
あれ?
電線三本もあるよ?
一本細いのあまるけどなにこれ?
まあいいかちゃんとお湯でるし!
といった感じでつけるみたいなんだよねー、
なにせシャワーを浴びるのだから全身びしょぬれ、
とりあえず浴びる前は当然ぬれていないので抵抗が大きくて大丈夫、
そしてシャワーを浴びてとめようと蛇口をひねろうと触った瞬間に
ビリ、ビリ、ビリ
ギャーーー!
といった感じになる。
アースちゃんと取れよ!
200Vの電撃ビリビリはちょっとしゃれにならないぞ!
下手したら死にかねないよねー、
南米の電気シャワーはかなり怖いです。
すべて漏電しているわけではないのだけれど、
たまに漏電したのもある、
一度あうとしらばくは警戒するんだけど、
忘れたころにまたやってくるといった感じ。
そんな南米の電気シャワー対策は、
とりあえずタオルで体を拭いてサンダルを履くまでシャワーは流しっぱなしで止めない
そしてとめるときも素手じゃなくてタオルの上から触る
これをやると電撃をあびなくても良くなります。
まあやらなくても、
慣れると100Vぐらいの電撃は耐えれるようになりますけど、
200Vはちょっときついです。
ここの電気シャワーは漏電していなくて大丈夫だった、
そしてひさしぶりに朝シャワーをしておいた。
いくら暑いところでも朝の寝起きは体が冷えているのでとてもじゃないけど水シャワーは浴びれない、でもお湯なら大丈夫。
夜に夜行で移動するので朝浴びれるとかなり良いです。
そして気持ちよく夜行バスで憧れの地オーロ・プレットへと移動。
オーロ・プレットは予想していた通りの田舎の高原の町、
まさにこんなところにきたかったという所。
曇っていることもあり気温は20℃とちょっと寒いぐらい、
そして景色はまさに絶景。
といっても普通にきたらただの山間の田舎町なんだけど、
やっぱり平野ばかりからくるとすごく特別に感じられる。
世界遺産とはいえそんなに見るところがない、
そもそも中心地だけなら30分ぐらいあれば歩けてしまうような町、
でもただぶらぶらしているだけでも周りは山ばかりで、
山に沿うように家が建っていて見ているだけでも飽きない。
日本にならどこにでもある風景でもブラジルでは非常に珍しい、
やっぱり山はいいです。
まあでもペルーやボリビアのようにあの異常に高い山はちょっと・・・、
なにせ緑がないからねペルーやボリビアには、
標高高すぎて木が生えないの、
高山植物がちょっと生えているだけであとは岩肌ばかり。
これだけ理想の山間の田舎町というと南米ではなかなかお目にかかれない、
これに近いのはエクアドルのアラウシぐらい、
アラウシも本当に田舎だった、ここよりもさらに田舎で山ばかりだった。
あとペルーのワラスというところもかなり良かった、
ただここは標高が3000mを超えていて、
まわりは4000~5000m級の山ばかりで周りはすべて雪山だった、
でも田舎だったし、雪山も真っ白で綺麗だった。
あとはまあ普通の山間の町が少々あったぐらいで、
そのほかは標高高くても都会だったりしていまいちなところばかりだった。
南米の最後で理想の山間の町にたどり着いたのは結構良かったです、
あとは日本に帰ったらちょっと山にでも行ってみようかな、
日本ならちょっと走っただけですぐ山だから良い景色いっぱい見れそうだし、
そろそろちょっとしかわからないポルトガル語にも飽きてきてたし、
日本語が話したい今日この頃です。

オーロ・プレット
小さい町で景色も良くてかなり良いところ
ブラジル人がハイシーズンになるといっぱい来るのも納得
投稿者 nabe : 2005年06月28日 15:32
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