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2005年08月21日
第十五話 「迷トレッカー、白神山地で遭難?」
北の国から '05 8月21日(13日目・日)
第十五話 「迷トレッカー、白神山地で遭難?」
朝7時におきて出る準備をする。
昨日の夜は1日目に比べればまだ寝れたけどそれでもやはり車中泊は大変、
今日は夜はキャンプの予定なのでそこで一気に寝タメするつもり。
今日朝こんなに早く起きたのは夜がキャンプになるので日が落ちるまでに目的地へたどり着かなければいけないから、
あと移動距離が結構あり、トレッキングもするので時間が厳しい。
いそいで準備をして7時半に出発する。
この道の駅は岩手県と秋田県の県境で3分ぐらい走ったら秋田県にはいった、
いよいよ東北もあと1県を残すのみ、なかなかペースが上がってきた。
今日の最初の目的地は
乳頭温泉
誰もが一度は聞いたことがある?
まあ結構有名な温泉。
日本三大秘湯になっているらしい、
まあ秘湯が有名というのもそれはそれでおかしいけどね。
北にさらに30kmぐらい行くと玉川温泉という、
すごーーーく有名な温泉がある、
なんかやたら効能がよくてホテルとかいつも満員で半年前から予約しなければいけないぐらいらしい、
しかもホテルはそれなりに数があるのにもかかわらず。
あまりの人気に入るのに並んだり、
寝泊りを車でして湯治として何日もいたりするらしい。
そこも興味あったんだけどルートが悪くなるのであきらめた。
乳頭温泉は県境から20kmぐらいでつくのだけど、
なぜか秋田県には行ってからやたら遅い車が増えた。
田舎道で50km制限なのに50kmか早くても60kmの車がすごく多い、
たまにそういう遅いのはどこにでもいるけどそれが大多数を占めるのはどうなの?
秋田は田舎だから遅いやつが多いのかな。
一本道なので抜くこともできなくて結構困った。
途中から国道を離れたのでそこからは車が少なくなりペースが結構上がった。
私が目指す乳頭温泉は10個ぐらいの温泉宿があるけどその中でも結構奥のほうの温泉、
というのも普通こんな早くから外来の入浴を受け付けているところはまずない、
そのなかでも8時からやているところが1つだけあったのでそこを目指す。
結構山道で上っていくのも大変だった、
でもこれだけ山の中ならかなりよさそうな雰囲気がありそうだ。
8時半に目的地の乳頭温泉の黒湯温泉につく、
駐車場は泊り客の車で満車にちかかったけどこの時間はちょうど帰っていくぐらいなので空きもあってそこにとめる。
タオルと石鹸、シャンプーを持って宿のカウンターに行く、
500円払ってさっそく温泉へと行く。
ここは露天は混浴であとは内湯が男と女に分かれている、
露天と内湯は50mぐらい離れているので移動するには服を着なければいけないのでめんどくさい。
まあ露天以外興味ないので露天風呂へとまっしぐら、
この時間だからもう皆さん朝風呂を上がって帰っていく時間だろうと思ったけど1人だけ人がいた。
ここの露天はかなりの山奥ということもありすごく開放的、
まあ逆にいえば見えまくりともいえる。
さすがにここには女性といってもおばちゃんが来るかこないかぐらいだね。
乳白色の温泉は源泉かけ流しでかなりよい湯だった。
しばらく入っていると一緒に入っていた人は出て行ったのでここぞとばかりに写真を撮る。
そしてさらに入っていると今度はおじさんが入ってきた、
話しかけられてせっかくなのでいろいろ話をする。
このおじさんは湯治でここの1週間ぐらい泊まっている人、
ここの湯治というのは完全な素泊まりで湯治専用の小屋があり、
布団とかもないけど個室で1泊2000円とめちゃ安い、
キッチンも他の場所にちゃんとあるので自炊していればお金は他にはかからない。
日本だと相部屋のドミトリー形式のユースホステルですら3000円ぐらいするのに、
個室でしかも温泉つきで2000円とはめちゃくちゃ安い、
温泉はいるだけで500円かかるのだから格安。
温泉場には昔は必ずこのような湯治というものがあったらしい、
でもいまは客も少なくなってやっているところもかなり少ないとのこと、
それでもあるところもあって普通に泊まると8000円とか取るのに2000円ぐらいになるのですごくお徳らしい。
おやじキラーな私はさらにいろいろと情報を聞き出す、
そしてかなりレアな情報をゲット!
ここにくるまでに秋田県の人がやたら車遅くて困ったということをいったら、
秋田県警はスピード違反の取締りがかなり厳しいとのことだった。
普通なら絶対捕まえない10kmオーバーでもあたりまえのようにつかまえてくる、
しかもかなり細い道とかでもレーダーによる網取り式の取締りをしているらしい。
そのため逆に秋田県の人はスピードださなくてつかまらなくて、
県外から来ている人ばかりがいつもの調子で走っていてつかまる、
だから秋田県にいる間はとにかくスピードをださないで注意して走ったほうがいいよといわれた。
そうか、それで秋田に入ったらやたらスピードが落ちたのか、
こんなの秋田県の人しか知らないから聞いておいた良かった。
そんな話をいろいろしていたら今日は忙しいはずなのに1時間以上も温泉に入っていた。
しかもここは硫黄泉なんだけど、
すごく古い建物でよい雰囲気の温泉は当然設備も古く、
シャワーとかそういう設備一切なしだった。
硫黄のにおいがすごいけど水がなくてそのまま体をふくことしかできない、
頭も洗いたかったけどとてもそんな状態じゃなかった。
いそいで車に戻ってはしりだす。
次の目的地は県庁所在地の秋田市、
でも途中に田沢湖があるのでそこによりながらいくことにする。
もちろんスピードはかなり控えめで10kmもオーバーしないぐらい、
ただでさえ移動距離も長くて忙しいのにまいったものだ。
20分ぐらいで田沢湖に着く、
田沢湖は思っていたよりもすごく綺麗でターコイズブルーの湖は透き通った水で美しいといった感じだった。
湖を半周してそのまま秋田市へと向かう。
秋田市は結構遠くて12時ぐらいにやっとつく。
あんまり見所なさそうだったけどとりあえず有料駐車場にとめて歩いてみる、
JR秋田駅にいってみたけどあんまりまあちょっとだけ都会な感じ、
でもわざわざ東北まで来て都会を見てもしょうがない、
城の跡とかもあったけどかなりたいしたことなさそうで行きもしない。
やっぱり日本の都市は近代化しすぎて見所何にもないね、
もうだめっスよ日本の都市なんか。
歩きながら秋田美人とやらも探してみたけど、
いなかったねー、
やっぱりただの迷信なのか?
やることなくて1時間ぐらいで秋田市を後にする、
そして国道7号線で北上を開始、昼飯を食べて更に進む。
途中でガソリンが121円/Lとやたら安かったので入れておく、
田舎の割にはやたら安い、実は仙台とか大きい都市のほうがガソリンが高いことが多い、
固定費がかかるから高くなるのかな、
まあ田舎も安かったり高かったりだから一概に安いとも言えないけど。
本来ならこんな田舎の国道は制限速度20kmオーバーで進むはずなのに、
こんな北の果てで捕まるのもやだし、皆さんやっぱりスピード出してないので、
スピードが出せなくて10kmをオーバーしないぐらいで進む。
次の目的地はこの旅でも結構大きいウエイトを占める重要観光地
白神山地
いわずと知れた原生林のブナ林が広がる太古の日本の景色が広がる、
もののけ姫でもでてくるんじゃないかというようなまさに日本独特の景色、
何度も書くけど南米で日本にうえている私にはこれほどよい景色はない。
それに世界遺産にも指定されているし、
なかなかここまでくることはできないのでここはしっかり見ておかなければいけないところ。
そのため今日と明日をこの白神山地の観光に当てている、
やっぱりこういうところはトレッキングしないと意味ないしね。
でも今日はすでに遅れ気味、
秋田県を抜けて青森県に入ってからはスピードがまたいつもどおりに戻りペースが上がる、
青森県に入って20分ぐらいで十二湖という白神山地の入り口に着く。
ここはその名の通り十二個の湖があるところ、
山を上がっていくと観光バスや車がいっぱい降りてくる、
それもそのはずすでに時間は午後4時過ぎ、
みなさんもう帰る時間。
夏休み中の日曜日ということで人のではかなり多かったようだ。
そのまま上がっていってとりあえずビジターセンターに行くけど、
かなりしょぼかった、
これが世界遺産に登録されている白神山地のビジターセンター?
どうも白神山地はすごーーーく広大な範囲みたいで、
いくつか入り口があるみたい、
ここもその1つでしかないのでそんなものみたい。
とりあえず地図だけもらってトレッキングのスタート地点に行く、
この時間でも車が結構いてもしもっと早い時間だったらすごく混んでいてとめられなかったことだろう。
有料駐車場に車を止めて歩き始める、
料金はあと払いと書いてあり自動ではなく人がたってやっているだけなので、
この分だと午後5時ぐらいで帰っていきそうなのでタダになるな・・・
と思っていたら歩いていったらそのときにお金を払わされた。
この時間でもまだ歩いている人は結構いた、
でもねー、
なんかカップルばっかりなんだよねー。
なぜこんなところにカップルが?
しかもハイヒールとかはいて歩いてるんですけど?
場違いこの上なしなこの感じはなんなのだろう?
とりあえずあるいていくと周りにブナ林が広がり始める、
大きい池もありなかなかよい雰囲気。
そして500mぐらいあるくと青池というところにつく、
ここはこのトレッキングルートの中でもかなり景色のよいところらしい、
その名の通り青い池がありかなり綺麗。
みなさんここに来てこの池を眺めて感動している。
でも99%の人が、
じゃあ戻ろうか、
といってここ見ただけでそのまま引き返していく。
えー!
お前ら何しにきてるんだよ!
こんなわけのわからん青い池みて終わりかよ!
ここどこだと思ってるんだ?
ブナ原生林があることで貴重な自然を残している世界遺産の白神山地だぞ!
池見て終わりなんてありえんだろ!
日本人せわしないねー、
まあ日本人はあんまりトレッキングとかをするというイメージがさっぱりないからな、
それにしてもこの先に100mぐらい歩くとブナ原生林が広がっているというのに・・・
日本人は旅行の仕方もあんまり知らないのだろうか、
もっと遊ばないとダメだよ日本人。
帰っていく人たちを尻目に私はもちろん更に奥へと進んでいく、
人はさっぱりいなくなり静かでよい感じ、
トレッキングルートもブナ原生林の森の奥へ奥へと歩いていくすばらしいルート。
ここへ来て歩いていかないなんて何しにきているのか・・・
おかげで人がさっぱりいなくて独り占めでよい感じだけどね。
気分よくどんどん歩いていく、
ただもう17時近くになっていてここは山なので日が落ちるのも早い、
一番短いルートでまわていくことにする。
ただここは本当に人がさっぱり歩いていないようで、
ときどきトレッキングルートが途切れる、
雰囲気はよいけど見失うとすごい森の奥なのでちょっと怖い、
人さっぱりいないし、1人できてるから失踪したことすら気づかれないだろうし、
微妙に命がけ。
金山の池というところの手前がはじめの分岐でここからリフレッシュ村というレクリエーション施設があるところへ向かう、
つもりだったけどなぜかその道が閉鎖されていた、
ただでさえ日が落ちてきてやばそうなのにここが閉鎖されているとなると、
1.来た道を戻る
2.そのまま更に進んで金山の池をまでいって湖を半周する大回りのルートにいく
この2つしかない、
そして迷トレッカーの私に後退の文字はない!
ということでそのまま突き進む。
もともと怪しい道だったけどこの先は更に道なき道に近くなっていく、
原生林が堪能できるのはいいけどいよいよ迷ったら助からない感じだぞ。
日もかなり陰ってきてライトも何にも持ってないし、
まあ夏だから死にはしなさそうだけどきついよなー。
結構ビビリながらかなり早足で歩く、
たいしたルートではないけど一応ちょっとした山あり、谷ありで草がうっそうと茂っていてかなり歩きづらい。
やっと金山の池についたけどあんまりたいした池でもなく、
そもそも見ている余裕もかなりなくなってきていて大急ぎでそのまま歩いていく。
たまーにある目的地まで何メートルという立て札だけが道があっていることがわかる、
それにそってさらに歩いていく。
17時15分ぐらいにやっとリフレッシュ村にたどりつく、
ここはログハウスがいっぱい建っていて泊まれるようになっている。
日曜日だからかほとんど使われていなくてがらがらだった、
ちょっとあるくつもりで来たので完全に手ぶらで水も持ってきていなかったので、
ここにあった自販機でスポーツドリンクを買って飲んでやっと一息つく。
ここから戻るのにちょっと道がわかりにくかったので管理人にルートを聞いてまたあるく、
さらに20分ぐらい歩いてやっと駐車場に戻ってくるといっぱいいた車は全ていなくなり私の車だけになっていた。
今日はキャンプの予定なので日があるうちにキャンプ場にたどり着きたい、
今日のキャンプ予定地は白神山地の中にある暗門ビレッジというところ、
ここからまたトレッキングルートがあるので明日はそこへいくつもり。
急いで山を降りていく、
すぐにショートカットがあり県道28号にでる、
この時点で残り30kmぐらい山道だから少しスピードが落ちそうだけど1時間もあればつきそう。
これならなんとかなる!
急いで走っていくと5分もしないうちに突然こんな看板がでてきた
この先、一部区間未舗装道
砂利道なので走行は十分注意してください
まさかいまどき県道で未舗装道なんてあるものか?
まあ一部と書いてあるので少しなのかなと走っていくと、
すぐに本当に砂利道になる。
しかもそのまま10分ぐらい未舗装のまま、
これはもしかして相当このままなのでは?
対向車も一切来ない、まあこんな道をわざわざ走るなんて私ぐらいかな。
と思って走っていたらはじめてきた対向車はベンツだった。
ベンツをここを走らせるのはかなりかわいそうなんじゃないのか?
しかもここは完全な一本道で迂回路は一切なく70kmぐらいこの道を走らなければいけない。
なんでこんなところをベンツが・・・
たまーに一部舗装されているところもあったけどおおむね未舗装、
しかもとんでもない山道で標高1500mぐらいまで上がったら今度は300mぐらいまでひたすら下がる、
そしてまた上がるというものでかなり曲がりくねっていてめちゃくちゃ運転が大変。
さらに悪いことに雨も降り出して未舗装がさらに滑りやすくなる。
この車はRVで四輪駆動だからこういう道こそ得意なんだけど、
なにせ7万キロ走っているのにタイヤ交換一回もしていない。
なのでタイヤかなりツルツルでヒビまで入り始めている、
こんなところでバーストでもしたらどうしたものだろうか・・・
ビビリながらも急いで進む、
でもこんな山道の未舗装道では時速15kmも出ればいいところ、
もはやとても間に合うとは思えない感じ。
対向車は忘れたころにたまにやってくる、
意外と一般車が多くよくこんなところをそんな車で来るなーというぐらい、
なかには若い女性2人の車もいた。
さすが田舎、女性でもこんな道を走るとは・・・
とはいえ結局すれちがったのは6台のみ、
もちろん前の車に追いつくなんてことはなかった。
走るのは大変だけど景色はかなりよくてそれだけはよかった。
頑張ったけどまだまだ20kmぐらいはありそうなのに午後7時を過ぎて日が暮れてしまった、
さすがにこの悪路で真っ暗になってしまっては更にスピードが落ちる、
それどころかどこかにはまったりしても大変なので一部舗装されているところで、
ちょうど標高が高くなり涼しそうだったのでそこにとめて今日はとまることにする。
もちろん回りには何にもないので、
またお湯を沸かしてカップラーメンを食べる。
あとは日記を書いて寝る準備をする、
ここは涼しいとおもったけどあんまり涼しくなく窓を開けて寝なければいけないぐらい、
でもさすがに自然豊かなので虫がかなりいっぱい、
蚊取り線香はつけているけどそんなものではもたない。
でも段取りがよい私はちゃんと網を持っています!
これは網戸の張り替えようで適当に切って車の窓にあうようにしたもの。
これさえ使えば快適!
だったんだけど雨がすごく降ってきて、
窓閉めても網をつたって中に入ってくるので取り外さなければいけない。
でも雨は降ったりやんだりでかなりやっかい、
予想していなかった状況で結局暑くてしかも大雨に雷もなったりしてあんまり寝れなかった。
13日目終了
本日の会計 1,910+2178(ガソリン)=4,088円
通算 46,650円(1日平均3,588円)
本日の移動 岩手県盛岡市近郊 → 秋田県乳頭温泉 → 田沢湖 → 秋田市 → 青森県白神山地 → 県道28号途中
移動距離 289km 全移動距離 1658km
給油 18.0L(2178円), 給油時距離 210km , 燃費 11.7km/L
全給油 120.6L , 全給油時距離 1534km , 全燃費 12.7km/L
全ガソリン代 14,895円
投稿者 nabe : 2005年08月21日 06:39
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