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2006年08月04日

「モザンビークダイビング・2日目」

アフリカ日記 その9

「モザンビークダイビング・2日目」


『ジャイアント・キャッスル』


朝7時に起きて8時ぐらいにダイビングセンターへと歩いていき、8時10分ぐらいにつく。

コーイチ・ナオコさんはまだいない、
でもなんかすでに他の人はブリーフィングをはじめていて機材のセッティングとかもすべて終了している。

あわてて準備しようとするけどもう遅くて間に合わないといわれる。
でも昨日8時半集合と聞いたというけど8時に集合だといわれる。

じゃあ今日はダイビングいけないのか?
と思ったら今日は同じポイントに午後にも行くのでそれで行くことができるといわれる。
まあそれなら大丈夫といえば大丈夫なんだけど、
せっかく朝早くここまで来たのだから朝から行って午後はゆっくりしていたい。
私の聞き間違いだったのかもわからないのでコーイチ・ナオコさんが来るのを待つ。

8時半ぐらいに2人が来て今日は8時集合だったといっているんだけどというと、
そんなことはない8時半だったといってまた店の人に話をしたけど、
どちらにしても朝からのは間に合わない、行くなら午後のしかないといわれてしょうがないのでそれで行くことにする。

やることないので宿に戻っていって朝食と昼食をかねてスパゲッティーを作る。

ゆっくりして12時にまたダイブショップへと行く。
今度は大丈夫でまた機材のセッティングをする。

少ししてブリーフィングが始まる、
今日のポイントは

ジャイアント・キャッスル

巨大な城という意味みたいだけど、
何でそんな名前なのかは聞かなかったけどとにかく出てくる魚とかがすべてでかいらしい、
マンタも出たとしたら昨日のものよりもさらに大きくてすごいとの事。

このトーフーで潜るとしたらマンタリーフかここというぐらいメジャーなところらしい。


『再び憂鬱な初心者ダイバー』


ただ深さが26m~30mぐらいと深い上に流れが強く、視界も悪いので上級者レベルのスキルが必要になる。

一番大変なのが(私にとっては)エントリーで、
流れが速いのでまた全員一気に飛び込んでそのまま下で合流する、
視界悪いからはなされるとどこにいけばいいのかもわからなくなるし、
もたもたしていればそれだけでも流されていってしまう。

なので一気に30m近くまで遅れることなく潜っていくことになる。

もちろんそんなの初めての経験の上に、
私は耳抜きに問題があるために潜っていくときに耳が痛くなりやすい、
耳抜きはちゃんとやれないと鼓膜が破れたりと重大な障害になりかねないもの、
ちゃんと耳抜きをしながら一気に下まで潜れるといいのだが・・・。


あと一気に潜るにはもう1つ問題がありこっちも結構大変なことにもなるウエイトの問題。

人間は普通にしていたら海水には浮いてしまう、
ダイビングではさらにウェットスーツをきて、
これは生地の中に大量に細かい空気を入れてそれで寒さを防ぐようになっている。
そのため使うと浮力がかなり出て沈もうとしても沈まないぐらいになってしまう。

なのでこの浮く分をウエイトをつけて沈むようにしてあげなければいけない。

私は紅海でダイビングデビューしたんだけど、
紅海は他の海よりも塩分濃度が非常に高いらしく浮力がすごく出やすい、
なので10kgのウエイトを使っていたのだけど普通の海になるとその半分とかでも良いらしい。

でも私は紅海以外はモーリシャスでしか潜っていなくてどれぐらいが自分の適正ウエイトかわからない。

それで昨日も一気に潜らなければいけないのでもしウエイトが足りないと、
潜ろうにも浮いてきてしまって沈むことさえできないこともある。
これは幸い昨日は大丈夫だったので昨日とまったく同じ条件の今日は大丈夫!
のはずだったのだが・・・

ブリーフィングを聞いていると難しそうな感じがしてどんどん不安になっていく、
でも今日もいつもどおり欧米人のダイバーもいっぱいいる。
どうせ奴らは下手なのだから私といい勝負だろう、
そんなに心配する必要ないな。

と他人と比較して自分を安心させていたら、
ガイドが

今日で2人はダイブマスターの講習終了です!
とかいいだす。

他に5人ぐらいいるけど、みなさん口々におめでとう、といってめちゃ仲がいい。
これはどういうことなのかな?

どうもここにいる人たちはみんなダイブマスターの講習をしている人たちみたい。
ダイブマスターとはその名の通りダイビングのマスターで、
ダイビングのガイドができるようになるというぐらいのもの。

まあ少なくとも100本は潜っているし、
お金を取ってガイドができるようになるぐらいのレベルなので、相当な上級レベルといえる。

おいおい、まじかよ、コーイチ・ナオコさんもかなり潜っているし、
初心者俺だけじゃねーかよ・・・

この分だと他の人はものすごいスピードで潜っていくことができそうだ、
いよいよ遅れて遭難ということもありえないことはなくなってきたかな・・・


『スイーツのサイン?』


不安でかなりビビリながらもブリーフィングは続いていく、
そしてサインの確認になる。
ダイビング中は当然言葉では話せないので意思の疎通はサインですることになる。

といっても難しいものはさっぱりなく世界共通になっていて普通に使うサインなんて5個ぐらいしかないから問題ない。

OKのサインはこれ

問題ありのサインはこれ

耳に問題ありのサインはこれ

と基本で一番重要なものをガイドがサインを出しながら言っていく。

そしてスイーツのサインはこれ

え?
スイーツ?
そんなサイン聞いたことないぞ!

手をグーにして親指て小指だけを立てたサイン

見たことねーよそんなサイン!

でも他の人はみなさんスイーツね、
見たいな感じでわかったわかったみたいにうなづいている。

おいおいまじかよ、
コーイチさんとナオコさんもわかってるの?

初心者とはいえ聞いたことないサインなんて今までなかったよ、
スイーツってどんなサインなの?

聞こうかと思ったけどあまりにも基本中の基本だったら、
君、初心者過ぎて連れて行けません!
とでもいわれそう。

まあいままでのダイビングで使ったことないんだからしらなくても何とかなるだろう、
スイーツのサインが出たら

こっちもスイーツのサインでも返してやれ!
それでだめならOKサインでも出しておけばいいだろう。

聞いたことないサインがいきなりでてきてさらに不安感を増していく。


ちなみにこのスイーツのサインはダイビング中は一切使われなくて、
なんだったんだろうと思っていたら、
ボートの上にあがったときにはじめてスイーツのサインが出て、
みんな口々にスイーツとか言い出して何が起きるんだ?と思ったら

ただ飴を配るだけだった。

甘いもののスイーツだったようだ、
ダイビングで疲れた体に甘いものがちょっとは体を楽にするのだろう。

それはいいけどそんなのブリーフィングのサインに入れておくなよ!
別に上にあがったら話せるんだから必要ないだろう!

しかもわざわざ基本の重要なサインのあとにいきなりいわれたらびっくりするよ。
緊張気味の初心者に冗談は通じないよ。

ブリーフィングが終わって海へと行く。
またボートを自分達の手で押して海にいれなければいけなく、
軍隊みたいにガイドの号令で

1.2.3、プッシュ!
1.2.3、プッシュ!

とかいって波にあわせて押していく、
結構海につかるまで押さないとだめで胸あたりまで水につかりながら押す、
ここまでくると今度は波で自分が呑まれかねないので波が来るとガイドが、

ホールド!

といってボートにしがみつけと指示する。
波が行くとまた

プッシュ!プッシュ!

ホールド!

プッシュ!プッシュ!

ホールド!

そして最後にライド!という号令で一気にみんなが乗り込んでやっと出発する、
ちょっとした軍人気分になれる。

『パニックダイバー!』


今日のポイントは昨日と違って近くて10分ぐらいでつく、
機材を身につけて飛び込む準備をする。

昨日と同じように、
流れが速いので絶対に遅れるな!
飛び込むときも遅れると先に飛び込んだ人の上に乗ってしまったりしてあぶないから絶対に遅れるな!
と念を押される。

そして

1.2.3.ダイブ!

で一斉に飛び込む。

飛び込んで遅れないように潜っていこうとするけど、
潜ろうとしても潜っていかない。

どうなってるのこれ!

そうこうしている間に他の人はどんどん潜っていってしまう、
ここはものすごく視界が悪くて数mぐらい先しか見えなくてすぐに誰もいなくなる。

これはいかんととにかく潜ろうとするけどどうにも沈んでいかない、
どうやらウエイトが足りなかったようだ。

昨日はこの状態でまったく問題なく潜っていけたんだけど今日はどうにも潜っていかない。

頭を下にしてフィンつかって降りていこうとするけどおりるどころか現在の位置を維持するだけでも精一杯。

今どれぐらいの深さにいるのか正確にはわからないけどたぶん2,3mぐらい、
この状態を維持するだけでいっぱいいっぱいって潜るのには相当な力が必要。

浮力を調整するBCDという浮き輪みたいなところに空気が入っていないかと抜こうとするけど何も抜けてこない。

こんなことをしている間も何とか沈もうと足を使ったり手を使ったりしていて、
もがくみたいな感じになり疲れが出てきて呼吸がすごく速くなってくる。

ダイビングでは肺も浮き輪の代わりみたいになり浮力を作る原因になる。
特に速い呼吸は肺の空気が抜けきらないうちにまた吸い込むのでずっと肺に空気が入っていることになり、
この状態だと相当頑張らないと沈むことはできない。

ただでさえ沈まないのにそんな状態になってしまったら沈むなんてほぼ無理。

遅れて誰もいなくなってるし、潜れないし、
初心者の私は完全にパニック寸前。

とにかく少しでも深く潜れば空気による浮力は潜るほどに少なくなっていくので、
なんとか潜って自然に沈むところまでたどり着かなければ!

しかし潜っていかない、おかげで呼吸はさらに速くなっていく、
ボンベからの空気はそこまで早く出てくるわけでもないので早くなっていくと呼吸が追いつかなくなってくる。


パニックでどうしようもないと思っているとよく見ると数m下にダイバーがいた、
どうやらガイドが降りて来れない私を見に着たみたい。

どうにももぐれない状況はすぐにわかったみたいで、
自分のウエイトを1kg分私に渡してくれた。

これで少しは潜りやすくなるはずだけどそれでもなかなか沈んでいかない。

もうあきらめて浮いてやろうかなー、
このまま浮いたらボートが回収しに来るだろう?
泳ぐの疲れたよもう・・・

それで頑張ってなんとか手と足を使って降りていこうとする、
少しずつは降りていくけどやはり大変。

ガイドがすぐ目の前にいたから、
引っ張っていってくれよ!
というようなジェスチャーで手を出してみるけど、

そんなサインはダイビングにはない、
そして察することがさっぱりできない欧米人にそれを理解するのは不可能だった。

なんとか頑張ってやっと必至に手足を使わなくても潜っていける深さにたどり着く、
しかし手足を必至に使って息も荒かったので今度は耳抜きが全然追いついていない。

耳抜きは特に始めの数mが重要で、
1mおきとかぐらいで頻繁に抜いていかないとどんどん耳が詰まってきて痛くなってくる。

ただでさえ耳抜きに問題がある私が耳抜きもろくにしないで潜ってきたのでもうすでに痛くなり始めている。

大慌てで耳抜きをするけど痛くなり始めたらすでに耳抜きは遅いぐらいで、
圧力を減らすために一度浅いところへと行かないと抜けない。

でも戻ったらまた浮力が出てきて一気に上まであがってしまいかねない。

何とか抜けないかと必至にやってやっと抜けて降りていくけど、
やはり完璧ではなかったようですぐに痛くなり、無理やり抜く、また痛くなるを繰り返す。

それでも何とか潜っていけてやっと他の人に合流することができた。

でも耳抜きはかなり不十分で耳結構痛い、
とりあえずこの深度ならいいけどさらに深く潜るのはきつそうだ。

ところで今の深度はどれぐらいなの?と深度計を見ると

21mとかなってる。

今日は確か30mぐらいまで潜るといっていた、
ということはまだまだ潜っていくことになる。

もう私の耳はいっぱいいっぱいです、
これは途中でついていけなくなるかも・・・

と思っていたけど私の深度計は狂っていたみたいで、
この時点で26mぐらいあってあとはほとんどこれ以上深く潜ることはなかった。


『何も見えないダイビング』


とにかくガイドに遅れないようについていく、
今日は視界がかなり悪いのでなにもかもがかなり見難い、
ついでに流れもそれなりにあるのでいっそう見えにくくなりダイビングとしては最悪の条件。

潜ってしまえばもうあとは泳ぐだけなのでそんなに問題は起きない、
しかし今日は泳いでも泳いでもたいしたものはさっぱり見えない。

今日のダイビングは明らかにはずれかな、
結局ほとんど何も見えることなくあっという間に30分ぐらいが過ぎてしまう。

あまりにも何も見れなかったので私は20分ぐらいかと思っていて、
ボンベの空気もまだ100ぐらいあり(始めが200)もっといけるだろうと思っていたのに、
ガイドが浮上のサインを出してなに?
なにかトラブルでも起きたの?
と勘違いするぐらいだった。

深いところに長い時間いたこともあり浮上するのに時間がかかって上がっていったらボンベの空気は60ぐらいになっていた。(50をきると空気が少ないので普通はすぐに上がるぐらいの量)

上がって深かったので寒さに凍えながらボートで戻っていく、
コーイチ・ナオコさんも今日は何にも見れなくてダイビング代もそれなりにかかっていて、
昨日がすごかっただけに今日はいっそうがっかりな感じだった。

戻っていって明日はどうしようかという話になる、
もともとの予定では明日はここを出て南アフリカへと向かう予定だったのだけど、
今日があまりにもダメダメなダイビングで、
しかもマンタリーフは相当すごかったので明日もまたマンタリーフへのダイビングが朝からあるらしく、
これでモザンビークのダイビングを終わりにしたくない!
ということになる。

私的には今日のダイビングは何にも見えない上に、
潜るのにすごく苦労してちょっと死ぬかと思ったぐらいだったので(呼吸が速くなるとすってもすってもすえなくなってかなり恐怖感がある)、

もういいかなー

という感じでもあったんだけど、
マンタは非常に珍しいらしくてあんなに見られるところはもうないらしい。

ちょっとためらったけど、
私のダイブ本数も明日潜れば20本になる、
ダイビングアフリカデビューでアフリカだけで20本潜ったというのも結構良い響き(そんなことどうでもいいかな?)、
ついでにやはり20本ぐらい潜っていないとなかなかスキルのレベルとかの証明にもならなくて、
初心者ダイバーとみられて上級者のポイントに連れて行ってもらうのにいちいち説明が必要でめんどくさい。

今日のダイビングで上級者への繰上げはさすがに無理としても、
中級者レベルぐらいにはもうなっているだろうから、
20本潜ってダイブ本数でもちょっとは泊をつけたい。

ということで3日連続でまたまたダイビングをすることになった。


明日のダイビングはまたマンタリーフ、
昨日はマンタがいっぱいいたけどあれが常にそうなのかをチェックするダイブでもある(コーイチ・ナオコさんにとっては)、
もしまたいっぱいいたらマンタはそんなに貴重ではないということでいいのかなー。

投稿者 nabe : 2006年08月04日 01:09


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