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2006年10月18日

『チベット』


アジア日記 その5

『チベット』


チベットのラサに77時間かけてよれよれになりながらたどり着いた翌日、
さっそくラサを観光するけど予想していたのと全然違った。

チベットといえば世界に残る数少ない秘境の1つ、
そこにはいまだ昔のままの暮らしをしている人がいる。

そしてチベットといえばチベット仏教の総本山、
チベットの仏教はかなり敬虔な信者が多いことで有名。

そんなところを予想していってみればそこは・・・

中国人ばっかり!

一昔前は中国人が増えていたとはいえまだまだ全然少なかったらしいけど、
いまや町は中国人であふれかえっている。

それもすべて鉄道が開通したから、
この7月に開通した鉄道は一気に中国人を増やしたみたい。
毎日北京から1便、その他にも上海からとかいくつかの都市から来ていて毎日1000人以上輸送できるようだ。

おかげさまでチベットには中国人があふれかえる、
以前は外国人ばかりのはずだった宿がいまや中国人ばかりの中国人宿になっている。

そんなチベットは町もかなり開発されていて他の中国の地方都市と変わらないぐらい。

もはや秘境のチベットはどこへやら。

でもチベット仏教は変わらない!
と思ったけどそれもそうでもなかった。

チベットの僧侶は中国が進行してきたときにダライラマを含むほとんどの高僧がインドへ亡命してしまった。
おかげでそもそも僧侶がすくない。

そしているといえば亡命しなかった人なのでやっぱりあんまりたいしたことない?(勝手な想像だけど)

ジョカン寺というラサの中心にある一番有名なお寺にいってみたけど、僧侶さっぱりいない。

いても中国人の警備員とひたすら話をしていたり、
売店の横で寝ていたりしている。

チベット仏教も終わってる!

でも信仰心の方はかなり残っていて、
僧侶よりも普通の信者の方が熱心で五体倒置(地面にうつぶせに倒れこむお祈り)をしている人もいっぱいいた。

本当はいくつか近郊の見所を回ってみようかと思ったけどチベット仏教終わっているからやめてしまった。

『中国旅行の大変なところ』


そんななかでもダライラマの王宮のポタラ宮、
チベットに来る人は必ず知っているところで一般の人も写真とかでは見たことがある人も多いはず。

これもラサにあるので見に行くのだけど、
有名なだけあってここに来る人はほとんどの人が見に行く。

入場制限もしていて人がいっぱい来るので前日で整理券をもらわなければいけない。

前日の午後5時から整理券を配るけどこれも結構混んでいるので早めにいって並ばなければいけないらしい。

早目ということで午後4時ぐらいにいってみるとさっぱり人が並んでいない、そもそもチケットオフィスがあいていない。


中国人は英語をさっぱり話さないのでどういうことなのかもわからない。
ついでに中国はこういうときに説明文とかもどこにもないのでどうにもならない。

幸い近くにいた係員がかなり片言だけど英語を話せてきくと、
なんか整理券は朝8時にここにこなければいけないらしい。
明日の朝8時にくれば次の日のチケットの整理券をもらえるとのこと。

どうも鉄道開通に伴う中国人旅行者の急増でちょっと変わったようだ、
この8月に出たばかりのガイドブックでさえ前日の午後5時と書いてあったぐらい。

せっかく考えていた予定が一気に狂ってしまった。
まあしょうがないと明日来ることにする。

中国ではインフォメーションセンターというものがまったくない、
だから正しい情報を得るのが大変。
ホテルの人に聞くとかしかないけどそれも確かじゃないし、英語はなせないことが多いし、中国旅行は大変。

『意味わからない中国人の考え方』

翌日

朝7時ぐらいに出て歩いていく7時半につくと50人ぐらい人が並んでいた。
結構混んでいる、さすがチベット一の観光地ポタラ宮。

並んで待っていると8時といっていたのにしっかり8時半ぐらいになる。
まあ中国なんてそんなものだろう。

そして私の番になりパスポートを見せようとすると、いらないという。
その代わりになんか腕を出してくれといわれて出すとサインペンでなんか番号みたいなのを書かれる。

なにこれ?
と思っていると12時にまたここにくるように言われる。

えっ?
どういうこと?

なんで今渡さないの?
そしてなぜ12時にもう一回こなければいけないの?
それにはどういう意味があるの?

中国人の考えることはよくわからん。

しょうがないので一度戻ってまた来る、
ホテルから歩いて20分ぐらいかかるので何回もきたくないのに・・・。

12時に戻ってくるとまた人がいっぱいいた、
ベンチがあってそこに並んで待っているのだけどなぜか間が開いていたりしてどうやって並んでいるのかわらかない。

まあ朝きて予約?みたいにはなっているのだから大丈夫だろう。
また12時半と30分遅れて動き始める。

どうやって並べばいいのかよくわからないので最後尾に並んでみる。
100人以上は並んでいてじゃあ朝来たのは何だったの?
あれは意味あったわけ?

と思いながら並んで待つ。
10分ぐらいしてよくみるベンチに番号がふってあることがわかる。

うーんこれは?
そういえば私の腕にも52番という番号がある、
よく考えると始めに来たときにやたらばらばらに人が間を開けて座っていたのは、もしやこの番号にしたがって座っていたのでは?


そんなの何の説明もないじゃないか!
わかるわけねーだろ中国人!


中国を旅しているとこんなことも結構ある、
説明文を書くぐらいたいしたことないだろうに、
なぜやらない中国人。

そして・・・

朝来たのはどういう意味があったの?
別に昼にそのままきた順番にならんで配ればいいんじゃないの?

まったく意味があるとは思えない。

本当に意味わからない中国人の考え方、
これが中国4000年の考え方なのだろうか。

私の頭では残念ながらこの謎を解くことはできなかった。

『中国脱出大作戦!』


中国は10月1日から国慶節という日本のゴールデンウィークが始まる。
ただでさえ人口の多い中国が国内旅行ブームでそのときは鉄道のチケットが取れなくなったり、ホテルの料金が倍に上がったりと大変なことになる。

ここチベットも7月から鉄道が開通してアクセスが格段に便利になりおそらくとんでもないことになる。

ということでなんとかネパールへ脱出しようと考えていたんだけど、
考えることはみんな同じで他の旅行者もみんな逃げようとしている。

私がチベットについたのが9月27日で次の日から探しては見たけど、みんなすでに逃げ出している。

そもそもチベットというのは外国人は自由に旅行していいところではない、
チベットに入るのに入域許可証が必要(闇でくればいらないけど)なのに対して、
チベット内の旅行には外国人旅行許可証なるものが必要になる。

これは各都市にいくのに許可証をもわらなければいけない、
場所によるけど基本的に個人での申請が無理。
許可証がないとその都市に行くバスのチケットすらかえないので移動すらできない。

旅行会社を通せば許可証が簡単に取れるので、チベットを旅行するには旅行会社で車をチャーターしてする以外に方法がない。

一部例外としてヒッチハイクとかでいけないこともないけど、
まあすごーーーく大変なのでそんなことするのは一部の日本人バックパッカーぐらい。

ということで旅行会社をあたることになるのだけど、
そもそもネパールまでは直接行っても1泊2日かかる、
10月1日まであと3日しかない9月28日ではすでにギリギリ。

さらに外国人の人はだいたい3泊4日ぐらいで見所をまわりながらネパールへと向かうのですでに出発している。

いくつか当たってみるけどどこもすでに出発した後でないらしい。


1泊2日で直接行くという方法はまともに4WDのランクルをチャーターすると1台4000元ぐらいかかる。

でもネパールからのツアー客を迎えに行くランクルなら1人300元ぐらいで
あるのだけど、
それもみんなゴールデンウィークがわかっているので来る人がいなくて迎えに行くランクルもない。

いくつも旅行会社を当たるけどどこもないといわれるだけ。

これはいよいよやばい、
このまま中国にゴールデンウィークの間中閉じ込められるのか?

と思ったら29日の昼過ぎになんとか明日直接ネパールに行くランクルを見つけることができた。
1人600元とかなりの高値だけどもはや選択の余地なし。

9月30日に出発だけどそれはポタラ宮の見学の日でもある、
でもこれを逃したら次はいつ出れるのかわかったものではない。

ポタラ宮の主であるダライラマもインドに亡命中だし、
本来は日本の皇居みたいにあたるところ。
それを中国が勝手に観光地にしただけなのでまあそんなところに入らなくてもいいか!

ということでそのまま9月30日にラサを出て10月1日になんとかネパールへと脱出することができた。


ただ脱出したつもりのネパールもちょうど同じような連続祝日で、
しかもなんかこの祝日は車の安全祈願をするお祭りでもありちょうどそのピークがついたころで、

バスとか一切動いてない!

国境の村からのバスも動いていなくてなんとかタクシーチャーターして移動したけど、首都から各地へのバスも動いていなくて大変な目にあった。

パキスタンのビザを取ろうとしていたのに10月5日まで役所休みでそれからとっていたら1週間ぐらい無駄にいなければいけないのであきらめた。

ついでに今回の旅はやたら祝日が役所にいかなければ行けないときに当たり、
インドでパキスタンのビザを取ろうとしたらまたインドの連続祝日、
10月19日に申請して本来なら翌日給付なのに20、21と祝日で22が日曜日、
なんとか23日にもらえたけど、もし1日でもずれていたら24、25も祝日で26日になっていた。

休みを避けよう、避けようとしてもやたらぶつかる、
なんか今回の旅はタイミング悪いことが多い、
この先もこんなことが続くとせっかく計画的に旅行しているのに全然予定通りに進まなくて困るなー。

投稿者 nabe : 2006年10月18日 21:30


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