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2007年09月04日

『最近の理系卒は・・・』

標準偏差 その2

『最近の理系卒は・・・』

なぜこのようなことを考えることになったかというと、
今やっている仕事でサンプルのばらつきがどのように分布しているのかを調べるため。
200サンプルぐらいがあり、その測定結果のばらつき具合から測定方法の是非を検討する。

といってもこれはもともと私の仕事ではない。

私の隣のリクルートスタッフの派遣の人がやっている実験、
リクルートスタッフは新卒をそのまま雇って派遣するということをやっていて彼もその1人。

国立大学の工学部を卒業した人だけど学部卒、
私も含め10人いる研究員の他の全てが院卒ということを考えるとちょっと心もとない。

それでも私なら学部のときでもこの程度は自分でなんとでもできたとおもうのだけど、
なかなか今の学生はレベルの下がり具合がすごいのでねー、
国立大学の工学部卒でもレベルが・・・

何がだめって考える力がどうにもない。

上司に標準偏差を取ってみろ、
と言われたはいいけど標準偏差ってなに?という状態。
もちろん標準偏差は取り方は知っていてエクセルの関数で簡単に出る。

でもそれがなにを意味しているのかがわからない。
そこまでは私もまあ似たようなものなんだけど、
じゃあそのあとどうすればいいのかがさっぱりわからないのが問題。

私はインターネットで調べていったんだけど、彼も調べてはいたけど一行に進まない。

教科書があって授業のように教えてもらえる環境なら、
マニュアル型の今の若い人は普通にできるけど、
なにもなくて自分で全てを調べて理解するということはどうも苦手な人が多い。

研究開発では未知なことが多いのでそれこそが必要な力、
理系でその力がないのは相当問題です。

しかも今は理系離れが進んでいて理系を選択する学生が減っている。
でも理系の学部の数とかはまったく減っていないので受験競争もかなり甘くなる。

1992年のピークには40万人の理系の学生が入学していたけど、
2006年は20万人ぐらい、半減では実力も半減かなー。

ましてや塾通いがあたりまえになってとにかく問題が解けるようになればいい、
という教え方をするので自分で新しい解法をみつけるとかいうことをまったくしない。

理系の能力が落ちまくりですわ、工業立国の日本でこれでは・・・
やっぱり日本はもうだめね。

しかし実は私にとってはいい事でもある、
というのも派遣なので実力のある若いのがいっぱい出てこられると、
年を取った私なんて若いのに負けてしまう。
怖いのが下から上がってこないのは派遣の私には非常に良い環境です。

正社員には地獄の環境だろうけどね、
使えない新人ばかりやってきても何の役にも立たないからね。


話がそれましたが、
とにかくその新卒君があまりにもダメだったので、
私も興味があったし調べてみることにした。

投稿者 nabe : 2007年09月04日 19:31


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